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1月、おひとりさま。

………うっかり、2ヶ月も投稿をすっ飛ばしてしまった。
毎月更新しようと意気込んでいたのに。うう。

しかし、今が何月かなんて関係なく、
私は1月の話をする!聞いてくれたらうれしい。

1月は、おひとりさまここに極まれり、の月だった。
突然言い渡された転勤(嘘だと言ってと思った)、
友人に思うように会えないコロナ禍、
側にいるようでちっともそうじゃない好きな人。
そういうわけで、私はひとりで東京を愉しんでみることにした。

ひとりでどこまで行けるのかは少し不安だけど、
私には時間がない。動かなくては。(※引っ越すだけ)

小さなところから、と、なるべくコンビニには行かず、
東京の美味そうなランチを片っ端からデリバリーした。
デリバリーのクオリティの進化たるや…。
ありがとう、東京。

いやいや、もう一段ステップアップを!と、
高級フレンチのお店におひとりさまランチを予約した。
ランチを選んだのは言わずもがな経済的事情である。
しかし昼間っからワインを飲んでやったのは、
中途半端優等生な私にしてはとても良かった。

ほろ酔いになるとデザートも食べたくなって、
電車にとび乗ってふわふわと移動し、
人生でダントツに美しくおいしいパフェをいただいた。
パフェに3,000円払ったのは初めてだったが、
スプーンを止められなくて困惑したのも初めてだった。
パフェのクオリティの進化たるや………。
ありがとう、日本。

そんなこんなで、ずっと幸せであった。
沢山のものに、ひとに、ありがとうと思った。

家に帰る度、少し寂しくもあった。

行きたいと思っていたところ、食べたいと思っていたもの、いまも会いたいと思い続けているひと。
それらはやっぱり、素晴らしいものたちだったから。

その素晴らしさを改めて噛み締めたのに、
それを置いて、遠くへ行かなくてはならない。
終わりがあると急に名残惜しくなる、人の性だ。

失って初めて気づいた…という類の名作は
もうこの世の中にごまんとあるのに、
私たちは身を以てしか学べない。
なんだかなぁ。
愚かな自分、こんな愚かさも人の愛おしさなのかな。

でもやっぱり私は、この性に甘んじず、
本当に大切なものだけを
大切にできる人間になりたいなぁ。

転勤ありがとな。
私は思ったより東京が好きだったみたいよ。

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