ミシンが欲しいけどコロナ禍で品薄、どうしよう?ミシン初心者の私が最終的にはミシンを「レンタル」した理由
こんにちは。乳がん闘病中のまいです。
がん治療の療養期間に元々好きだった裁縫を始め、あれやこれや自分で作り始めると、欲しくなるのがミシンよね。
むかーし、20年くらい前に買ってもらった古いミシンが実家にありまして。
実家にいる時に引っ張り出して使ってみたん!
分かる人には分かる、「垂直釜」の時代のミシン。そう、下糸のボビンケースが外れるやつなん。家庭科の時に皆さん使ったんは、このタイプやないですか?今はもう、売ってません、そんなミシン(^0^;; 今は「水平釜」というタイプが主流。ダイヤルも古そうな型ですこと。。
この「垂直釜」の場合は、下糸調整とかもせなあかんくて、結構糸調子を整えるんが難しい。。。
つまり、縫うだけならできるけど、「縫い目をきれいにする」のが経験頼り。初心者にはとんでもなく、扱いにくい代物なわけです。
これから、色々作りたいもんもあるし。
ここは、自分のミシンを買うべきやな!と思ったわけですが。
ミシン品薄の現状
現在、まずネット販売のミシンはほぼ100%買えない!
在庫なし入荷未定の商品から、販売開始と同時に売り切れる商品。
何でかって、コロナ禍で在宅の時間が増え、裁縫に目覚めた人が多い!マスクを自分で作ることもそうやし、これを機にミシン引っ張り出してみて…みたいな人も多いはず。街中歩いてても、手作りマスクの人が多いよなぁ。
あと、10万円の給付で臨時収入が入ったから、それを何に使うかと考えた時、ミシンはお手頃価格でいいお買い物ってことなんね。
値段とスペックを選ばんかったら、ネットでも買えんわけではないけれど。
初めてのミシンのお買い物でしょ。
そんなに安くないし、2個も3個も持てるスペースないから、厳選して1台を決めたい。
そういう時にどないして選ぼうか、いろんなサイトを見たり、おすすめミシンのレビューを見たりしていろいろ考えたん。
ミシンは用途で選ぼう
いろんな人が言ってます。
「ミシンは用途で選ぼう」
その通りやと思います。
ほんまに、最近のミシンって、いろんな機能、付いてんのね~~~。
「自分がミシンを使って何をやりたいか」で選ぶんが一番やと思います。
ネットでよく見る、一押しミシン、シンガーの「モナミヌウプラス」
いろいろ比較検討してみて、最初に欲しいな!と思ったミシンは、これ。
ポイントはいくつかあるん。
・初心者はコンピューターミシンで自動糸調子の付いているものが良い!
・押さえ圧機能が欲しい!
・機種として最新だから
一個ずつ解説しますね。
初心者は自動糸調子機能があるものを選べ!
これは、絶対必須事項やと思います!
ミシンは、大きく分けて3種類あるん。
電動ミシン→電子ミシン→コンピューターミシン
順番に性能がよくなるんやけど、自動糸調子機能が付いてて、いろんな模様も選べて縫い目がきれいってのがコンピューターミシン。大体マシンが補正してくれるから、ほんまに機械を使うだけできれいに縫えるらしい。
私の実家にあった古いミシンは、上糸も下糸も「自分で糸調子を調節せなあかん」タイプのやつで、何が大変って、
布地が変われば、糸調子も変わる
から、作るもの毎に糸調子を自分で調整せなあかんかったん。
自動糸調子調節機能があると、勝手にミシンが調整してくれるけん、何もせんでもきれいに縫える!
ちなみに、糸調子が上手くいかんと、裏で糸がからまってダマになったり、片方の糸が突っ張った感じになって、縫い目がきれいにならんの。
ミシンで製作するモノのえぇとこって、「縫い目がきれいだから、縫い目見せても大丈夫」ってとこやろ??それなのに、縫い目が汚いって、本末転倒。
だから、糸調子は大事。
裏に隠れてしまうところを縫うんなら問題ないんやけどね~~。
表に縫い目が見えるところはきれいに縫いたいでぇなぁ~。
ってわけで、自動糸調子機能は必須なわけです。初心者にとってね。
押さえ圧調節機能が欲しい!
これはどんな役割を果たすかと言いますと。
布地の厚さに合わせてきちんと布地を送って縫い目がきれいになるようにしてくれる機能
って感じかな。
ミシンの原理は、「送り歯」ってやつが布地を運んでくれるんで、放っておいても布地がどんどん縫い進められてくわけなんです。
この「送り歯」に上手く生地が引っかかるかどうかは生地の質(材質、厚さ)によって違って、それを調節して布地に合わせて「送りやすくする」機能ってことなんね。
これこれ。私が今レンタルしてるミシンの送り圧調節機能。
さっきの糸調子自動調節機能の横のところがパカッと開くんですよ。この機種。その中に送り圧調節機能があるん。
数字があって、小さくすると弱くなる。大きくすると、強くなる。
縫い目にしわがよる時は圧を弱め、布地を送らないで止まっちゃう時は圧を強める、っていう事かな。
デニムとか、厚い生地を縫いたい時はこれを強めにしとくと、がしがし送ってくれる。
うちの古いミシンを使ってた時に、分厚い部分になると縫い進められなくなってしまって。トートバッグの持ち手の部分とかね。パワーと送り圧調整機能が必須やなって思ってたん。
かばんとか、丈夫なものを縫いたい人は、この機能付いてた方がえぇんでないかなぁと思います。
機種として最新だと何がいい?
単純に、使われてる内臓の部品(モーター関係)がえぇんやと思います。私が気にする部分としては、ですね
パワーに関係しとるところかなぁ。(「パワー」って、私の中では「縫い進める力」ってイメージです)
他にも、昔の機種にはなかったけど、今の最新機種には付いてる機能とかもあって。
私はそれ、必要ないと思ってるんやけど(笑)
例えば。以下のような機能がございます。
・玉止め機能(ミシンが玉止めもしてくれる!これはびっくり)
・自動糸切り(確かに、あると楽。でもなくてもいい)
・自動糸通し(目悪い人は、欲しいよねこれ)
・糸切れ検知センサー(縫い終わって、実は途中で下糸切れてたとかいうあるあるがなくなるやつ)
・文字縫い機能(刺繍ミシンじゃなくても、文字縫いとか簡単な模様ができる家庭用ミシンがあるん。幼稚園の入園グッズとかであると便利らしい)
・模様縫い(まっすぐ、とか、ジグザグ、だけじゃない縫い方が標準装備で付いてる)
・液晶画面(自分が今、どんな縫い方選んでるかが一目で分かる)
最新の機種には、こんな機能が付いてるわけですよ。
でも、よくよく考えたら、別にこんな機能、いらんなぁ~~~。
これだけの機能を付けて、スペックあがって、価格も2,3万あがるんやったら、自分の欲しい機能だけの低価格帯でもえぇよなぁ。
と考え始めたわけです。
ミシンの価格
大体、3段階くらいかなぁ。ざっくり、イメージで、
・低価格帯(2~3万)
・中価格帯(5~6万)
・高価格帯(8万以上)
初心者やったら、低価格帯か中価格帯でえぇと思います。
低価格と中価格の違いはっていうと、先に挙げたさまざまな機能と、あと一つ。
ミシンの「重さ」です。
ミシンの重さについて
私は、ミシンは「重い方がいい」と思っとります。
まぁ、これも用途によるんやけど。
そもそも、ミシンは持ち運びするもんでもなくて、一回据え付けたら同じ部屋、同じ場所で使うことの方が多い。
んで、「重い方が安定してパワーが出る」という特性があるんですよ、ミシンには。
ミシン本体の重さがあった方が、縫う時に安定するんですと。
持ち運びできるような小さいミシンやと、振動で縫いにくいそうな。
だから、1万以下のおもちゃみたいなミシンは買わん方がえぇかなぁ、と。
できればいろんな材料でいろんなもん縫いたいから。
ミシンの重さは、低価格帯だと5kgくらい、中価格帯以上だと7kgくらいかなぁ。
いろんなミシンを見てて、7kgくらいあった方が安定しそうやなって印象はあります。
お手頃価格のミシンやと、5~6kgくらいなんで、ちょっと軽めかなという気がする。気にせん人は、5kgくらいでも普通に縫う分には問題ないと思いますよ~。
結局、私が欲しい機能って?
じゃあ、私はミシンに何を求めんの?ってところを整理すると。
・縫い方:直線縫いとジグザグ縫い、あとボタンホールが縫えたらいい。模様縫いとかいらない。
・パワー:厚い布地も縫いたいから、パワーがある方がいい
・糸調子調節機能:自動糸調子調節機能が必須!
・送り圧調節機能:これも欲しい!
・最低でも6kg以上の重さは欲しい(ほんまは7kgくらい欲しい)
で、これを全部満たす機種を探してみたわけです。↓
あった、あった!これでえぇや~~ん!ジャノメはミシンメーカーの中でも信頼できるとこやし、価格も5万切るし!2016年のモデルやから、そこまで古いわけじゃないし!
でも。
今、このくらいの価格帯のミシンが、ほんまに市場に出回っとらんのですね。ネットだけではなく、ミシン屋さんに直接行っても、そう。
3万くらいのものか、7万以上のミシンやったら、店頭に置いてる。ネットでも手に入る。
でも、私が欲しいんは、その中間なんよなぁ~~~~~(>_<)(>_<)
どうしよう。ここで奮発して、いきなり高価格帯のミシンに挑戦するか。
低価格帯やと、古い機種だったりするしなぁ。壊れた時に生産終わってて部品ないとか困るし。
でも、果たしてコンピューターミシンの自動糸調子調節機能って、どこまで性能えぇんやろか?使ってみんと分からんかも。。
というわけで、レンタルミシンを選んだんです。
レンタルミシンにしてみました
私はこれ、借りましたん↓
もぅ市場に出回ってない機種らしいけど。
ちゃんと押さえ圧調節機能があって、自動糸調子調節機能もあり、私が縫いたい縫い方ができるということで、試しに借りてみましたん。
これ、電子ミシンなんですけど。
十分やわぁ!私のやりたいことはほぼこれで満たしてくれる!
というわけで、ミシンの品薄状態が改善されるまでは、このレンタルミシンでしのごうと決めたわけです。
ちなみに、結構あるんですよ、レンタルミシン。3泊とかから借りられるし、月額やともっと安い。Rentioは月借りの場合、最低3ヵ月からのレンタルです。長期借りられるんも魅力やし、壊れた時の補償もグッド。送料無料。
ってわけで、早速縫ってみましたん。
デニム生地で三角巾
三角巾が必要だって話を前にしたやろ?
整骨院の先生が貸してくれたけん、自分で適当に作ろうと思っとったわけですよ。目立たない布地でね。
こんな感じ↓
で、余ったデニム生地で、カバンを作ったん。
いやぁ、これ、めっちゃ使いやすいわ(笑)丈夫やし、ようけ入るし、ポケットを後から付けんでもいいし!最初から付いてるポケットを利用するって、最高よなww
このくらいの厚さの布地でもがしがし縫えましたよ。
押さえ圧調節機能、万歳\(^0^)/
レンタルミシンのおかげで、楽しいハンドメイド生活が送れそうですわぁ~~(^^)v
今後も、レンタルミシンで作ったもんを紹介してきます!