考えすぎる癖 対処法
今は昔に比べてだいぶ減りましたが、私は昔は頻繁に思考に支配されていました。常に考えていたんです。
そして、考えて答えを出すことが正解だと思っていました。
感情や感覚にさえも「なぜ?」「どうして?」「どうすれば?」を繰り返すことで解決できると思っていました。
でも、実際にそれをやり続けて残ったのは「苦」でした。
苦しくて苦しくて、でもどうしようもなくて、消えてしまいたいとさえ思ったとこも何度もありました。
きっとこれを読んでくださってる方の中には「わかる〜」と共感してくれる方もいらっしゃるのではないかと思います 😇
考えすぎる癖が引き起こすこと
⚫︎ 苦闘【苦悩・葛藤・抵抗 など】
「苦」が発生するのは、”わたし” が何かに対抗しているとき。
どんなところにも「苦」が発生する要素はあると思います。
仕事であれ、政治であれ、友人関係であれ。
例えば、他の人やある制度に対して、「わたしはあなたと違う(から一緒にしないで)」や「その制度は役に立たない(わたしの考えたやつの方がいいに決まってる)」などというある種の敵対心や対抗心を燃やしたり、
よくあるのが、自分がこうありたいと望む自分になろうともがくことで今の自分へ抵抗している。
こういった状況では容易に「苦」発生しているのが理解できるかもしれません。
考えすぎにより、自分のマインドの中で敵対や葛藤、抵抗といった分裂を持つととんに苦闘が始まります。そして苦闘している限り、エゴの状態から抜け出してもっと自然で広大な全体的なものへと意識を変化させることはとても難しいのです。
⚫︎ エゴ(自我)の状態の継続【八方塞がり感 など】
「どうしよう」「(わたしは)どうすれば」「(わたしが)どうにかしなければ」サイクルで、自らの思考を ぐるぐる ぐるぐる させている状態の継続。
例えば、「わたしは〇〇がしたい(けど状況的に出来そうにない)」「わたしは〇〇のようになりたい(けどなれる気がしない)」など、何か達成したいという欲望があってもそれが自分の思い通りに叶いそうにないとき、
人は「わたしはどうすればいいの?」「わたしがどうにかしなくちゃ」などと状況や自分の意思さえもコントロールしようと試みます。
一時的には上手くコントロールできて達成感があるかもしれませんが、長期的にコントロールし続ける(頑張り続ける)ことは難しく、結果的には「どうしよう」「どうすれば」「どうにかしなきゃ」サイクルに戻り、それが繰り返されることになります。
⚫︎ 萎縮 / 思考の囚人【孤独感・無力感・絶望感 など】
人は苦闘するとき、その体験をしている中でエゴ意識の状態に欠かせない要素を作り出しています。それは「萎縮」です。
「萎縮」とは簡単に言うと、狭く絞られるということです。
身体が萎縮するのを感じるとき、それが胃であろうが、心臓であろうが、頭でさえ絞られたり、圧迫される感覚を味わいます。
萎縮すると全体性という感覚から引き離され、小さく分離している感覚へと引き込まれます。
例えば、視野が極端に狭くなり「わたしは出来ない」「わたしはもうダメだ」「わたしにはどうにもできない」などの思考に囚われ、客観的に世界全体を見られなくなります。
そうなると、まるで世界にはわたし一人になってしまったかのように、強い孤独感や絶望感があるかもしれません。
(自分がつい深刻に考えていたことでも、誰かに話してみたら・外の世界に出てみたら、実はそんな深刻に考えることでもなかった、とかは少なからずある話ですよね。)
対処法
「癖」は、日常的につい(無意識で)行なってしまうことの繰り返しです。
なので、私は特効薬はないと思っています。
私はここで『癖ほぐし』を提唱します!
(一度ついた癖や価値観を意識的に捨て去り自然な状態に戻すこと、と定義しています。)
⚫︎ 日常生活内でできること
まず基本として、この2つを繰り返しトレーニングします。
苦しみを感じたら、このエゴのサイクルに陥っていることに気づく
★気づくだけでOK!
そこから「どうにかしよう」と抵抗すること [癖をやめたいから思考しないように努力しているけど、やめられない。→わたしは何でやめられないんだろう。→うまくできない。わたしはダメだ。→わたしはどしたらいいんだろう?] こそが、まさにエゴのサイクルで苦しみを発生させていきます。だからただそのサイクルに気づいてね。出てくる思考を流れる雲を見るかのように眺める
★ぜひ実験してみてください。
面白いことに、思考は流れる雲を見るかのように眺めていれば自然と消えていきます!(思考の仕組みについては別途詳しく書きます。)
これは「どうにかしよう(どうにかしたい)」と抵抗する思考(エゴの状態)を徹底的に手放す練習です。
ぜひやってみてください。
⚫︎ ふじたまさんの家に遊びに行く
自分ひとりでは出来そうにない
まじで考え過ぎる癖をどうにかしたい
出来るだけ短期間でがっつり『癖ほぐし』の過程を進めていきたい など
本気かつ真剣に、それでいて楽しんで『癖ほぐし』をしていきたいと望まれる方は、ぜひ ふじたまさん家に遊びに来てくださいね。
今回は以上です。