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純文学の核心は「グッバイ」。やがてみんな去り、廃墟に風だけが吹く。

調べると1980年代。

佐野元春 『グッドバイから始めよう』


これは来た。


ボブディラン 『風に吹かれて』


So we have to smile.

風の歌を聴け

やさしくなりましょう

左の男性がボブ・ディラン

『The End of the World』

作詞・作曲:アーサー・ケント(Arthur Kent)、シルビア・ディー(Sylvia Dee)

https://youtu.be/f_563o0XwSA

I wake up in the morning
And I wonder
Why ev'rything is
The same as it was

朝起きて不思議に思う
なぜすべてが
いつもと同じなのか

I can't understand
No, I can't understand
How life goes on
The way it does!

分からない
私には分からない
どうやって毎日が
いつものように続いていくのか

注※ ところで ボブディランを聴きながら学生運動 をしていた世代ではありません。 映像や体験談では聞いています。 好きな時代ではありますが。 村上春樹を元に文学を語るという企画なので。

1974年 僕たちの失敗

この詩

このドラマはリアルタイムではありません
全話一気に見てしまいました

朝になったので一条の光も入らないように遮光して最後まで

私の中で風が吹きました。

はじまり


ラスト 永遠の眠りの中で

ここまで。


☆以下つけたし

【風の歌を聴け】

高く硬い壁と、その壁にぶつかって壊れてしまう卵の2つがあった場合、僕は常に、卵の味方になる」


どんなに「壁」が正しく、どんなに「卵」が間違っていても、僕は卵を支持する。何が正しく、何が間違っているか、第三者が審判するのであれば、そ の審判者 はたぶん「時間」か「歴史」になるだろう。

※もし「壁」の味方として小説を書く小説家がいたならば、(そこにいかなる理由が あろうと)その作品にどんな価値 があるだろう?

(※筆者注 * 価値はない。ないどころか極めて悪質)

壁と卵。これは何を比喩しているか? ある場合において、それはとても単純で明快だ。爆弾や戦車、ロケット、白リン弾が「高く硬い壁」である。

「卵」 は、それらによって爆破され、焼かれ、撃たれる非武装の市民である。これはひとつのメタファー(比喩)だけどもっと深い意味もあります。こんな風に考えてみてください。

僕たちは(多かれ少なかれ)「卵」だと。

僕たち一人ひとりは、唯一無二 の、かけがえなのない魂を内に秘めた、壊れやすい卵だと。これは僕にとって真実だし、あなたにとっても真実なこと。

そして僕たちは皆それぞれ、高く硬い壁に直面 している。

その壁には名前がつけられている。「システム」(The System)と。その「システム」は僕たちを守るよう作られたものだが、ときには、システム自身が命を宿し、僕たちを殺しはじめ、僕らに他人を殺すよう 仕向 ける。冷酷に、効率よく、機械的に・・。

僕が小説を書く目的はたった一つ。それは、人間ひとり一人の魂の尊厳を表に出し、光を当てること。「システム」が僕らの魂を辱め、傷つけることがない よう、警告を鳴らすこと。小説家の仕事は、(生と死あるいは恋愛の物語、人々を泣かせ、恐怖で震え上がらせ、笑わせる、そんな)小説を書くことによっ て、 一人ひとりの魂の唯一性を明らかにし続けることだと信じている。

そんなわけで、僕ら小説家は、毎日毎日、現実と虚構を混ぜ合わせ続けているのです。

僕の父は去年90歳で死にました。
父は教師を退職し、非常勤(パートタイム)の仏僧をしていました。
彼は大学院のころ徴兵され、中国へ送られました。

戦 後に生まれた僕は、小さい頃、父が朝食前に家の仏壇で、長く深い祈りを捧げているのをよく見たものです。
あるとき僕は父にその行為の意味を尋ねました。
父 は、戦争で死んだ人々のために祈っているのだと答えました。

敵も味方も関係なく、死んだ人すべてに祈っているのだと。仏壇にひざまずいている彼の背中を見ながら、僕は彼の周りに漂っている死の影を感じ取れる気が しました。

僕の父は死にました、彼の記憶とともに。僕は決して父の記憶を知ることはできません。ただ、父に潜在していた死の存在は、僕の記憶に残っています。それ は、父が僕に残した数少ないものの一つで、とても大切なものです。

今日僕はたった一つだけ、あなたたちに伝えたいことがある。

僕たち人類は、国家や人種や宗教の垣根を越えたひとつの個人であるということ、シ ステムと呼ば れる硬い壁に直面する壊れやすい卵だということ。
どんな状況であれ、

僕たち卵は、壁に勝つ望みはない。壁は高く、強く、そしてあまりに冷酷です。もしそこ に(卵 が壁に)勝てる望みがあるとしたら、それは、僕らの魂が他と取り替えることができない唯一無二の存在であると信じること、
そして僕らが魂を一つに合わせる ことによって生まれる温かさ、(勝利の望みは)それらによってもたらされるでしょう。

考えてみてください。僕らは(一人ひとりが)目に見える生きた魂を持っている。システムはそんなもの持っていない。システムが僕たち人間の弱みにつ け こみ、悪用し、搾取する、そんなことは許されない。システムが新しい命を生む、そんなことさせてはいけない。システムが僕たち人間を作ったのではない、僕 らがシステムを作ったのだ!

That is all I have to say to you.  

僕が言いたいのはこれで全てです。

                     村上春樹 エルサレムにて


香港


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Blog副代理
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