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福島県相馬市で感じた「当たり前の日常」とその中にある新しい傷

取材と買い物で、1週間に2回、相馬市に行く機会があった。
そこで感じたのは、私が暮らす双葉郡とは全く違う、またいわき市とも違う、地方都市ならではの活気だった。
若い女性たちがたくさん、生き生きと働いている姿、親子連れ、3世代がともに出かける姿、人の流れがとても健全だなと思った。

左手のアスファルトに大きな亀裂が。



しかしふと足元を見ると、まだ新しい大きな地割れの亀裂がそこかしこにあり、瓦が落ちてブルーシートを被ったままの家や店舗を幾らでも見かける。今年3/16の地震は、この辺りでは311より揺れが大きかったし、ここ数年は地震にも水害にも遭っている。

ほんの1時間車を走らせるだけで、おいしいものにも元気な人にもまだ復旧していない土地にも触れることができる。

今日は買い物という経済活動しか出来なかったけど、次はなにか別の形で。

初めて入った、ホテル飛天の日帰り温泉「羽衣の湯」は最高でした。

相馬市松川浦のホテル飛天
日帰り温泉「羽衣の湯」入口。左手の地面が破損している。

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山根 麻衣子(ローカルライター)
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