山根 麻衣子(ローカルライター)

福島県浜通り地域のニュース・インタビューを発信。 私の感じた福島の素敵なことを伝えます…

山根 麻衣子(ローカルライター)

福島県浜通り地域のニュース・インタビューを発信。 私の感じた福島の素敵なことを伝えます。 2014年福島県いわき市に移住。2019年から双葉郡在住。 執筆記事→ https://www.foriio.com/maikoyamane access/貴水博之さんの20数年来のファン。

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熊田誠 写真集「海とはなにか」出版記念インタビュー(転載)

※この記事は、福島県いわき市出身・在住の写真家、熊田誠さんの写真集「海とはなにか」出版及び写真展「海とはなにか」(2023年4月29日~5月7日 いわき市アートスペース「エリコーナ」)開催にあたり、熊田誠さんのWebサイト掲載用に行ったインタビューです。 今回、ご本人の了承を得て、そのままnoteに転載しております。 熊田誠 写真集「海とはなにか」出版記念インタビュー文・山根 麻衣子 写真・中村 幸稚 〇写真集・写真展「海とはなにか」への思い ー2冊目となる写真集「海と

    • 夜に浮かぶ盆踊り

      福島県双葉町は、13年前の東日本大震災と原発事故の影響で人が住めなくなった。 震災から11年半経った一昨年の夏にようやく人が住める場所が出来たけれど、その面積はわずかで、多くの人がいまだに避難先で暮らしている。 だから町の盆踊りも、元の町と避難先とで行われている。 避難先でも、双葉町を感じられるようにと開催された今夜の盆踊り。 ふるさとから浮かんで来たようだった。 #夏の1コマ

      • 蓄積疲労

        いろいろなことがなんとなくうまくいかない。 それが積み重なってまずメンタルがやられ、そして身体に支障をきたす。そして初めて気付く。あぁ、休めてなかったなと。 昨日書いたnoteをFacebookにシェアしたら結構反応をもらったのだけど、 まぁ要は、こんな感じで結構周りを気にして暮らしていかなくてはならなくて、心身元気な時は、周りがなに言おうがどう思われようが気にしないでいられるのだけど、ひとたび体調を崩すと、全てが気になって、被害妄想的に突き刺さって来て動けなくなる。 そ

        • 場を支配してしまう声と特性と

          「ホント声大きいよね。あなたのライブが始まるのかと思っちゃった」 久しぶりに一緒に居酒屋に行った友人から言われたこと。私はただいつも通り、「こんばんは!予約してた山根です〜!」と言って居酒屋に入店しただけだったのに。 でも確かに、そんなに大きな声出さなくても聞こえるとか、声デカ過ぎとか、言われることは多い。ただ私は本当に、普通に声を出してるだけで注目を集めようとか目立とうとかいう意図は全くない。(そういう時は更に大きな声になる) 地声が通る(通りすぎる)+明るくて快活(自

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        熊田誠 写真集「海とはなにか」出版記念インタビュー(転載)

          「被災地ボランティア」は「求められてること」を見極めて「やり過ぎ」ないように〜福島県双葉町より

          2024年1月中旬、関東から足湯隊が福島県双葉町に来ました。それをきっかけに、被災地ボランティアに関して思うことを徒然書いてみます。 【需要と供給は「個人的には」満たされたけれど】 「(困っている人に)なにかしたい」という思いは尊い。 私は今、半月以上の患いで非常に身体的に弱っていたので、足湯とマッサージはとても助かった。 つまり結果として需要と供給は満たされた訳です。 悪天候の中、来てくださってありがとうございますという気持ちです。 【「困っているに違いない」という思い

          「被災地ボランティア」は「求められてること」を見極めて「やり過ぎ」ないように〜福島県双葉町より

          富岡町夜の森の「家びらき」に参加した、個人的なモノローグ

          私が彼女に出会ったのは、彼女が高校生の時だった。 頭の上に「ハクビシン」を模ったぬいぐるみを乗せて、「数年ぶりに帰った私の家には、ハクビシンの家族が棲んでいた」と語った、演劇の舞台の上で。 「いつかまたここに『家』を建てたい」 「だから更地になっても、定期的に草刈りをしているの。綺麗でしょう?」 彼女の家族は、住んでいた家を解体した。 更地になった土地を、彼女は誇らしげに案内してくれた。 2011年4月、町の全域が「警戒区域」となって、許可のない立ち入りが出来なくなった富

          富岡町夜の森の「家びらき」に参加した、個人的なモノローグ

          「ガザ 素顔の日常」をいわきで鑑賞〜パレスチナのためにできることってなんだろう

          いわき市出身の根本美樹さんらが主催した、 「パレスチナに平和を」ドキュメンタリー映画緊急上映会 in いわきに、双葉郡の友人と一緒に参加しました。 上映された映画は、ユナイテッドピープル配信のドキュメンタリー映画「ガザ 素顔の日常」。 2014年〜2018年の4年間かけて撮影したドキュメンタリーで、海に面した、壁で囲まれた街「ガザ」に暮らす家族や若者、女性たちの日常を映した作品です。 海に面した海岸の向こうに工場の煙突が立ち並ぶ姿は、私たちの住む双葉郡にある、 広野火力発

          「ガザ 素顔の日常」をいわきで鑑賞〜パレスチナのためにできることってなんだろう

          津島deシネマ で BLUE GIANTを観てきた〜福島県浪江町

          初めに断っておくと、おそらくこのnoteに、BLUE GIANTの内容に関する記述はほとんど出て来ません。 ですが、予備知識なしに観て、すごく良かったということは、最初に書き残しておきます。 2023年8月26日、福島県双葉郡浪江町の津島小学校で開催された野外上映会「津島deシネマ」に参加しました。 私が住む福島県双葉郡には、映画館がありません。なので、隣町でシネマイベントやってくれるなんて、しかも野外なんて素敵!そういうノリで参加を決めたのでした。 主催しているのは、

          津島deシネマ で BLUE GIANTを観てきた〜福島県浪江町

          『木蓮の涙』〜3月の想い〜

          2023年の3月に、福島県双葉郡に咲き誇る木蓮の花を見て、Facebookに書いた文章です。 また最近、この地域が騒がしく、心がざわざわしているので、書き写してみようと思いました。 2023年3月30日 春になると、桜だけでなくたくさんの花が一斉に咲き出す。木蓮もそのひとつ。大きな幹と真っ白で大きな花びらは遠くから見ても圧倒的な存在感を放つ。 私たちアラフォー・アラフィフ世代が木蓮で思い出す歌は、スターダスト⭐︎レビューの「木蘭の涙」一択だ(私調べ)。 歌詞を言葉通り

          『木蓮の涙』〜3月の想い〜

          取材のあとの楽しみは地元ランチ。 福島県楢葉町の和漢膳レストラン「陽なたぼっこ」は、お店のつくりもお料理も、丁寧で大好き。

          取材のあとの楽しみは地元ランチ。 福島県楢葉町の和漢膳レストラン「陽なたぼっこ」は、お店のつくりもお料理も、丁寧で大好き。

          今日の取材は、ホテルのバースペースでした。バーテンさんを取材した訳ではなくて、たまたま空いていたから取材場所になったのだと思うけど、昼間のバーに入ることもなかなか無いのでパシャリしてみました。

          今日の取材は、ホテルのバースペースでした。バーテンさんを取材した訳ではなくて、たまたま空いていたから取材場所になったのだと思うけど、昼間のバーに入ることもなかなか無いのでパシャリしてみました。

          ローカルライターのふたば暮らし 7月4日の日記

          横浜から福島県浜通りに移住して9年半、 双葉町に引っ越して、2ヶ月半。 双葉町に暮らしながら、双葉郡をはじめとする浜通りのあちこちに出かけるローカルライターの私の、なんということのない日常を綴ります。 2023年7月4日 朝6:45に起きて、7:00から雑誌用記事の仕上げ。専用の入稿画面に、ライターが直接入力する仕様なので、手間ではあるけど、文字数がその場でわかるのは有難い(雑誌だから、文字数は厳密)。 よっしゃー、終わったーと思って、最後の確認をしたら、間違ったフォーマ

          ローカルライターのふたば暮らし 7月4日の日記

          ローカルライターのふたば暮らし 7月1日の日記

          横浜から福島県浜通りに移住して9年半、 双葉町に引っ越して、2ヶ月半。 双葉町に暮らしながら、双葉郡をはじめとする浜通りのあちこちに出かけるローカルライターの私の、なんということのない日常を綴ります。 2023年7月1日 小雨の降る中、朝から隣町の浪江町へ。 移住者で歴史オタクな友人が、町の人たちと震災前の伝統行事を復活させるべく、まず会場となる城址公園(だった場所)の草取りをするというので、その熱心さと単純に面白そうなので参加。 田舎って基本車社会だから、イベントごと

          ローカルライターのふたば暮らし 7月1日の日記

          ローカルライターのふたば暮らし 6月26日の日記

          横浜から福島県浜通りに移住して9年半、 双葉町に引っ越して、2ヶ月。 双葉町に暮らしながら、双葉郡をはじめとする浜通りのあちこちに出かけるローカルライターの私の、なんということのない日常を綴ります。 2023年6月26日 早起きして、コーディネートした動画内容の、修正依頼と、その仕事の請求書を作成。本当は昨夜やっておけば良かったのだけど疲れが溜まって動けなかったので、朝に。 でも朝だと、連絡がどこからも来ないのですごく捗るんだよね。 その間に洗濯機回してたので、干してか

          ローカルライターのふたば暮らし 6月26日の日記

          ローカルライターのふたば暮らし 6月15日の日記

          横浜から福島県浜通りに移住して9年半、 双葉町に引っ越して、2ヶ月。 双葉町に暮らしながら、双葉郡をはじめとする浜通りのあちこちに出かけるローカルライターの私の、なんということのない日常を綴ります。 2023年6月15日(木) 少し遡って、直近の取材の日の日記です。 この日は、隣町の浪江町の鈴木酒造店での取材。忙しい時間を避けたのだと思うけど、取材時間が15時からだったので午前中はゆったりと。 とは言え、取材当日は取材対象者のことで頭をいっぱいにするため、過去記事や書

          ローカルライターのふたば暮らし 6月15日の日記

          ローカルライターのふたば暮らし 6月20日の日記

          横浜から福島県浜通りに移住して9年半、 双葉町に引っ越して、2ヶ月。 双葉町に暮らしながら、双葉郡をはじめとする浜通りのあちこちに出かけるローカルライターの私の、なんということのない日常を綴ります。 2023年6月20日(火) 今日はホテルのフロントアルバイトの日。 7時から14時までのフロント業務は、正直そんなに忙しくは無いのだけど、スタッフが少ないので掃除する部屋数が多いときは私も掃除を手伝う。 この日はそういう日だったので、ロビー周りと一階の共用トイレ、ランドリー室

          ローカルライターのふたば暮らし 6月20日の日記