肌に悩む方々への想い
初めまして、山崎まいこと申します。
都内でホリスティック医療を実践する皮膚科医師として、内面からのアプローチも重視した医療に携わっています。
このnoteでは、医師という立場にこだわらず、肌や栄養、美容のこと、そしてマインドのことなど様々なことをお伝えしていけたらなと思っています。
肌荒れが改善した時の「笑顔」は本当に美しい
美しさや健康は、「肌がきれい・パーツが良い・良いものを身につけている」など、表面的なものだけではないと、私は考えています。
いくら物質的にキレイになっても、それだけでは美しくない。
充実したマインドが自然な笑顔をつくり、容姿を凌駕する美しさを表現できると感じます。
診療を通して、肌トラブルがマインドに強く影響を与えていると感じることも多いです。
肌荒れがあると気持ちが落ちますし、
気持ちが落ちると、笑顔になれなくなったり…
すると、色々なことがネガティブな悪循環となり、自信が無くなってしまって行動できなくなったり、人と比べるようになったり...
だからこそ「誰とも比べない、自分を好きでいる」というマインドを保つことに、何か自分が、ドクターという立場でアプローチ出来る事はないのかな、とずっと考えてきました。
保険診療では、薬を使う選択しかできなかった日々
「心からの笑顔のために」と強く感じるようになったきっかけは、ドクターになって数年後でした。
一般の皮膚科外来で、3時間で50、60人近くの方々を見ていたのですが、患者さんの話をゆっくり聞けないことも多く、それが自分にとってはフラストレーションになっていました。
特に慢性的な症状の場合、同じ薬を処方されて抑えているだけで、治っているとは言えないことを分かっているからか、患者さん自身もあまり自分の話をせず、短い診療や処方箋を出すだけのような診察にあまり嬉しそうではなく、どこかに諦めがあるように見えたり...
そんな状況に、罪悪感を感じるようになってきたのです。
「この薬は、ずっと使い続けなければいけないのか?」
「また肌荒れを繰り返してしまい、一生治らないのではないか?」
無理やりポジティブに捉えるのも良くないですが、好きなスキンケアや新しいコスメを使う時のような、ワクワクする気持ち、前向きな気持ちが、薬にはありません。
薬を使う時の気分と、好きなスキンケアを使う時の気分は、圧倒的に違い、薬はマイナスを何とかするもので、決してプラスではないです。
不安やあきらめではなく、良くなっていく様子を実感したり、症状と上手く付き合っていけるようになることで、笑顔で楽しそうに話す方を増やしたい。
肌荒れに悩んでいる人のアプローチは、薬だけではく、
栄養の事、美容の事、マインドの事など、様々な要素があると感じ、それを伝えるためには、自分でクリニックをやるしかないと思ったのです。
大切にしているのは「バランスをとる」という事
クリニック名にも、統合的な・総合的な、という意味を持つ
「ホリスティック」を入れました。
通常は、基本的にはお薬で治療をしますが、そのお薬を使う必要性と、先に述べた様々な治療アプローチの特徴と、そして患者さんそれぞれの希望やライフスタイルなどを考慮して、ベストミックスを目指したいと思ったからです。
本当に患者さんのことを考えると、
自分の考えを押し付けるのではなく、患者さんの意志や考え方、哲学、これまでの環境などを尊重した上で、自分が色々な知識を身に着け、その人に合わせたものを提案したい。
それが、私の目指すドクター像です。
もちろん医師として薬が必要と判断したらその必要性を説明し使ってもらいます。
ただ薬以外のアプローチも希望の人には、薬で症状を上手くコントロールしながら、色々な方法を提案できればと思っています。
そこは誰に対しても「いやいや、薬だなんて言わずに食事を整えましょう」とは言わないです。
じゃあお薬出しますね、という形でも良いと思っていますし、
漢方やってみたいんです!という方には、漢方の中から処方もします。
患者さんの病状や考え方、ライフスタイルも様々なので、それぞれの患者さんに合うような提案をし、適切な治療・方法を繋ぐパイプ役でいたいと思っています。
ここまでやろうと思うと、やっぱり自分でクリニックをやるしかなかった。全ての事から「中立」でありたいというのが、私の昔からのスタンスです。
目標は「患者さんが自分のことを信頼し、心を開いてくれていること」
開院当初に掲げたコンセプトを実践することで、今クリニックでは患者さんと様々な話が出来ています。
肌のことはもちろん、人生相談があったり、
「こんな事、先生に話す内容じゃないんですけど・・・」と言って話して下さる方もいらっしゃいます。
そう言って色々話して下さるのが、とても嬉しいです。
結局、患者さんと心が通いあった状態でないと、お肌の治療もベストな結果にならないと思っています。
特に肌とマインドの話は、泣いてしまう方もいるくらい、患者さんにとっての肌に対する悩みは深いと感じています。でも時には、たわいもないことで大爆笑するなんてことも。
皮膚が美しい、パーツが美しい、健康である事は、自分にとってのメリットでもありますが、笑顔は人をも幸せに出来るツールです。
患者さんと心を通わせて、ご自身と私を信頼し治療にポジティブに向き合って、心から笑うことの多い毎日を送っていただきたい、それが私の願いです。
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経歴
滋賀医科大学卒業後、
形成外科・皮膚科勤務医・美容クリニック院長を経て
自身のクリニック「Maiko Holistic Skin Clinic」を開院。
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