私がnoteを書く理由。それは、生き方の理由。

こんにちは。麦慧琳と申します。
好きなものについて、気の向くままにあふれ出る思いを書いています。私は習い事として、クラシックバレエを18年、クラリネットを8年やっています。自分でやる経験を元に見たり聴いたりするのが好きです。最近はエレクトリックギターも初めてバンド鑑賞をしています。
バレエとオペラ鑑賞は趣味の1つで、月2~3回のペースで舞台を見に行きます。主に東京バレエ団の演目がメインです。好きなバレエダンサーは、菅井円伽さん、ジュリアン・マッケイさん、井澤駿さん、宮川新大さん、栗山廉さん、浅田良和さん、ダニール・シムキンさんなどなど・・・書き切れません。
ブログを始めて、同じようにバレエ公演が好きな方々と出会うことができ本当に嬉しいです。
いつもはTwitterのほうによく投稿しておりますので、もし良かったら覗いてみて下さい☆

というのが私のブログ上での自己紹介で、私は主に舞台鑑賞の感想を書いています。そうではありますが、ここにいたるまでに様々な迷いが生じているのです。

親は言います。「そんなに公演ばかり見てどうするの?評論家になりたいの?」
友人は言います。「チケット高いじゃん!そんなお金ないよ!」「それじゃあ毎月出費がかさむよねぇ」
......ごもっともです。チケットはU25シートという若者向けの席を買っているので、正規の値段よりはかなり安く買えているのですが....っていうかいつも節約生活だし、友達とお金使うところが違うだけで友達も出費してるじゃん....などとぶつぶつ浮かんできます。評論家になるって言ったってそもそも学生時代からとかの地道な執筆活動してる人もいるんだし。なりかたの本とか読んでみたけど、文章力ないから物書きを仕事にしたいなんて微塵も思ったことがなかったし、キャリア切り開くの大変そうだし。思い返せばまあ、小学生くらいの時よく物語を書いていたくらいで。
色々思うのですが、でも公演を見るのがやめられない。あの、感動の一瞬、すぐに過ぎ去ってしまうはかなさへの憧れ、始まりがあれば終わりがある芸術の素晴らしさを何度も味わいたくなってしまう。そして、公演を見終わった後にわーっと浮かんでくる感想を紙のノートに書き留める。

それが今までの私の鑑賞方法でした。そもそもこの趣味も大学に入ってから始まったもの。劇場に通うようになってから感想を書き留めるようになったのです。

昨年の自粛期間中、それこそ毎日のようにバレエ公演、オペラ公演の配信を見て、感想をノートに書いている内にふと思ったのです。

そうか、評論家になろうとか、○○になろうとか思わないで自分の思ったことを素直に書いてみればいいんだ。見たものに対して、自分らしく感想を述べる方法を探し出せば良いんだ。

「踊りや音楽は言葉で表現するものではないが、言葉によって作り出され、言葉によって語られる」、ということを本で読みました。実際、芸術を見た感想を言葉にするのは大変で、高校の芸術鑑賞会では歌舞伎を見て寝ていた記憶があります。後日提出のレポートでは何か言葉をうまくまとめて提出したような気がしますが、美しかった、楽しかった、が往々にして芸術を表現する無難な言葉です。

私は今も舞踊評論家、音楽評論家、さらには舞台鑑賞のブログをよく読みますが、皆さん素晴らしい着眼点をお持ちで、そして素晴らしい文章を書かれていて。なぜこういった文章が書けるのか・・・と自問自答の日々です。

私も自分らしさを見つけるためにnoteに感想を書くようになりましたが、ここでまた迷ってしまいました。

こんなに個人的な内容のものを公にして良いのだろうか?やっぱり紙のノートにとどめておいて、自分だけが読めるようにすれば良いのではないのだろうか?

この問題には実は今も答えが出ていません。

でも、ブログ、noteを始めてこれだけはわかりました。同じようにバレエ公演を山ほど見て、山ほど感想を書いている人が、山ほどいる。そして、その方々は皆、自分なりの文章で感想を書き、自分なりの見方をしている。

いつも一人で舞台を見に行って、バレエと、物語と、演じているダンサーと、自分と心の中で対話して。そうやって楽しんでいる自分がいる反面、誰かと一緒に見ている人いいな、友達と、恋人と来られたらそれこそ充実しているんだろうなあ。実は心の奥底でそう思っていました。

でも、ブログ、noteを書くことによってこうした思いも変わりました。

私には文章を通してつながれる方々がいる。同じように愛好家として、堂々と鑑賞という趣味を愛して良いのだ。

そう、舞台鑑賞はいつの間にか、私の生き方を形作るものの1つになっていました。それは、鑑賞後に文章を書くことまで含めて1つの流れとなっているのです。

これらの文章は実は、ただの感想ではないのかもしれません。自分との対話につながっているのかもしれません。

私はこれからもnoteを書き続けることにしました。内容は主に舞台鑑賞の感想になると思いますが、何かものを見て、あるいはどこかに行って、自分の中で対話が生まれて新たな発見があったら、それもnoteに書くかもしれません。

これにて、私の自己紹介を終わりに致します。

最後まで読んで下さった方、ありがとうございました。