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素人の売場のつくりかた

 いよいよ一週間後に迫った文フリ。できる限り立派な「店構え」を目指してブースづくりに拘り出すともう大変よ…。これを執筆や製本と同時進行してやらないといけんくてもう死にそう。

 今回の文フリ札幌は2ブース以上をとることはできなくて、必ず1サークル「長机の半分」というスペース。およそ幅90センチ×奥行45センチ×高さ70センチ。このスペースをいかに魅力的に演出できるかがキモ。

 前にお客さんとして文フリに赴いたとき、長机に布を敷いてるか敷いてないかで大きな差があるなあと感じた。裸のままの長机は味気ない。足元丸見えだし。

 当日、在庫本や設営のための道具を置く場所に結構頭を悩ませる。文フリ札幌の会場はそんなに広くないので、お客さんの通路も、売り子さんのスペースも狭い。自分の後ろや横に荷物置くと、他の売り子さんの動線を塞ぐことになって迷惑。

 そうなると長机の下、自分の足元に荷物置きたくなっちゃうんだよね。だからこそ、そこが丸見えだと恥ずかしい。できれば、長机の前面、お客さんの目につく部分は布で隠すのが望ましい。

 という訳で、わたしは昨年の文フリ東京の前に布を買って敷いたのだけど、今年はこれに細工をすることにした。生まれて初めてのステンシルで、ロゴを描いてみよう。

 カッティングシートに、ロゴをプリントしたラベルを貼って、デザインカッターで型抜き。このカッターが普通のカッターより細かい作業がしやすくて使いやすかった。それでもカットがヨレヨレになるのはご愛嬌。

 これを布にテープで固定して、ステンシル用のスポンジブラシでアクリル絵の具をポンポンしていく。これ、思ったんだけどロゴをプリントしたラベルを直に布に貼ったほうがズレなくてやりやすかったんじゃ…。繰り返し使うものでもないし。

 出来上がりは…結構はみ出ちゃった。きれいに仕上げようと絵の具をスポンジにたくさん付けすぎたのが原因。リペアはできる限りするけど、完璧にはできないだろな。でもなかなかいい出来にはなってるのでぜひ会場に足を運んで確認してみてください。

 ありがたかったのは、こういう作業に使う道具がほぼほぼ100円ショップで揃ってしまったこと。このステンシルに関しては100%100円ショップ。文フリが近くなるとダイソーとかセリアとかに通うのお決まりみたいになってきた。

 実は、布だけでは物足りないので今回はディスプレイ用の棚を作成中なのだけど、こっちもかなり100円ショップのお世話になっている。

 作成途中の棚。作った冊子は平置きにするより棚に立てて収納したほうが見栄えがすると学んだので。これがちゃんと完成できたなら理想に近い売り場にはできると思う。だけど、この棚は本気で失敗しそう。リペアでなんとかなるレベルじゃなくて。わたしはDIYには向いてないということを理解した。

 今回は百均なので個別のプライスカードを作る必要はないし、釣り銭の準備はだいたいできてるし、名刺は余ってるし…あと冊子だけか!(駄目じゃん)売れるものなくてゴメンナサイしないために頑張るしかない。

 続く。

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