ひさしぶりに小説を読んで、泣きました。
美しい「言の葉」の音色が響いて、こころが浄化されました。
最近は、自己啓発、ビジネス、スピリチュアル、量子力学…
「学ぶため」に本を読むことが多くて。
子どもの頃のように純粋に、なんの生産性も求めず、
ただただ「この本を読みたい!」っていう感覚を忘れていたなぁと。
今回読んだのは、森沢明夫さんの「エミリの小さな包丁」という作品。
以前このnoteでもご紹介した、ひすいこたろうさんのYouTubeに出ていらっしゃった作家さんです。
「エミリの小さな包丁」は、主人公エミリの心の再生を描いた物語。
ストーリーも良いのですが、個人的には森沢さんの情景描写などの文章表現が美しすぎて。
それだけで心が洗われていく感じがしました。
ついつい夢中になって、最後まで一気読み。
図書館や家で、時間を忘れて本を読むのに没頭していた小学生のころを思い出しました。
小説ってやっぱりいいですね。
ここからは少しネタばれになってしまうかもしれませんが…
私のなかで心に響いた言葉たちをシェアさせてください。
おじいちゃんのセリフが、いちいち心に刺さりました。
そしてお話の中に出てくる、漁師メシがまたおいしそうで…
胃袋から満たされじんわり癒されていく…
そんな作品でした。
少し都会に疲れたな、というとき。
仕事も人間関係もうまくいかないな、と悩んでいるとき。
そんなちょっぴりお疲れなときにオススメの作品ですよ。
私もちょっと疲れたときに、大切に読み返したいと思います。