30代夫婦の癒しと充電の日光旅行
10月は我々夫婦それぞれの誕生月ということで、特別なシーズン。
10月上旬、一足先に夫に誕生日を祝ってもらった私はお返しに
誕生日のプレゼント何が良い?と夫に尋ねた。
「温泉に行きたいな」
夫がポロリと言った。
じゃあ、温泉旅行にしようか。
シーズンもシーズンなので、紅葉が見れるといいね~
そう言って、思いついたのは
”日光”
思い立ってからお宿を探す。
お互いの仕事の休みを調整して、
10月下旬に日光旅行することが決まった。
静かな宿で脳がとろけるほどリラックス
押さえた宿は
”奥日光ホテル四季彩”
中禅寺湖沿いの通りから少し山の中に入ったホテルで静かな場所だった。
ホテルに続く小道に
立っている木々の紅葉が見事だった。
黄緑、朱、紅、橙という感じ。
「しきさい」というホテルの名前のとおり彩り豊かに出迎えてくれた木々
この木々の彩りは計算されているのだろうかどうなんだろうか。
ホテルまでもう少しという小道で、すでに温泉の硫黄の匂いがただよっていた。
これは温泉に入るのが楽しみだ。
チェックインの手続きを待っている間、
ホテルのエントランスを眺める。
ピアノが置いてあり、ゆったりと座れるソファのリラックス空間
小さな暖炉のあたたかみ、窓の外に広がる木々の美しさ
エントランスから吹き抜けになっているところをのぞき込むと、
階下に食事会場が。
さて、
日々の疲れを癒しに温泉を。
乳白色の湯と、
エメラルドグリーンの湯。
美肌効果もあるそうな。
露天風呂からは
色づく木々が見え、奥のほうにチラッと中禅寺湖の湖面が見える。
静かで、日常の喧騒を忘れさせてくれる。
ホテルの夕食の会席料理の美味しいこと。
我々夫婦は少し食が細めなので、旅行先の宿の料理は量が多すぎることもあるのだが、
ホテルで出された会席料理は分量がちょうどよく、一品一品が上品な量と繊細な味で夫婦ともに感激した。
お世話になった奥日光ホテル四季彩のHP
流れ落ちる水と紅葉の彩り
私は昔から水が流れる様が好きだ。
水は留まると淀む。
流れると清らかなままなイメージ
流れる水の景色を見るのが好きだ。
ということで滝。
流れるというか落ちるかもだけど……
まずは日光といえば一番有名な
”華厳の滝”
なのだが、滝のそばにくると、
この視界不良。
はたして無事に華厳の滝を見ることができるのか!?
華厳の滝を下から眺める場所までエレベーターで降りてみる。
すると!じゃーん。
無事、滝が見えました!
滝が落ちてくる場所は霧で霞んでいる
この靄加減が、水墨画を思わせるなぁなんて思った。
墨の濃淡で奥行を表現するあれ。
景色がぱきっとしているというか、もやもやだったから。
華厳の滝を見れるところまで降りるまでは、
あたりが真っ白で絶望していた。滝見えないかも?と
でも、無事見えたから結果オーライだ。
その日の中禅寺湖付近は、天気が霧であまりよくなかったので
翌日に、より紅葉が生える場所へ行こうとリベンジすることにした。
紅葉と滝の見事なコンビニネーションを求めるべく
霧が晴れた翌日、別の名所へ。
”竜頭の滝”
滝つぼに二又で流れ落ちているのが確かに竜っぽい。
あと、滝の上流に上っていくと、
岩盤の上に白い流れる水の筋が相まって、竜のごつごつした肌を想起させる
流れる水の冷たそうな様と
木々がこれから迎える冬に備えて赤や橙や黄に燃えるかのように染まっている様の対比。
季節の移り変わり。
滝と紅葉のコンビネーションは見事なものだった。
湧き出るエネルギーを求めて日光東照宮
よく風邪をひき、免疫力が弱めの夫
怠惰で、よくぐうたらしちゃうのは、体力少なめの妻
我々に足らないのはエネルギーだな、
元気になれそうなパワースポット行こうぜ
そんな気持ちで訪れたのは
日光東照宮
こちらは五重塔
ちょうど心柱を見せてもらえるということで、拝観してみる。
五重塔の中心にある心柱は梁から吊り下げられている構造で、地から浮いた状態。
その構造が安定的なバランスを保つそうだ。
この五重塔の心柱のメカニズムを参考にして
スカイツリーの免震構造に応用されているそうだ。
陽明門の豪華絢爛な金色のぎらつき、
見ているだけでエネルギーを感じる。
本社のお参りだけでなく、
奥宮にお参りするために
石段を10分ほど登る。
登り疲れるけれど達成感がある。
家康公の霊廟へお参り。
そのあと本地堂に入って鳴竜
本社で日光東照宮の御朱印を
奥宮で日光東照宮奥宮の御朱印を
本地堂で鳴竜が描かれた御朱印を
日光山輪王寺を少しお参りして御朱印を
とお参りした各所で、御朱印をいただく。
御朱印を集めた御朱印帳は我々夫婦にとって思い出深い。
夫と付き合ったばかりのころ
お互いの趣味の領域が重なるところが少なかったので
御朱印帳を用意して
デートで出かけた先にある寺社でご朱印をいただこうというゆるい目標を立てていた。
デートでお出かけする口実に利用していた。
本来の御朱印は参拝の証としていただくものだけど、
夫との思い出を増やすきっかけになったのは確かだった。
日光東照宮と日光山輪王寺のお参りは、2時間半程度だったか。
いつもの私なら歩き疲れているところなんだけど
不思議と体が軽やかで歩きやすい。
エネルギーを補充したように私には感じられた。
小腹を満たした食べ物たち
日光東照宮お参りを終わってからは
帰路へ着くため、日光駅に向かって
商店が並ぶ門前町を歩いていく。
若い女の子たちが、
猿の形の最中を食べていて、あ、あれを食べたいとなって
少し寄り道。
お猿がそっぽを向いている
食べ歩きをしながら駅に向かう。
見ざる言わざる聞かざるの三猿はもちろん東照宮で見ている。
その可愛さをイメージしながら、
空いた小腹を満たす。
私のお猿の中身はあんこで、
夫のお猿の中身はカスタードだ。
他にも
日光の有名な食べ物と言えば
湯葉。
湯葉はホテルの会食料理の一品で堪能
また
華厳の滝で食べた
湯葉かつという湯葉の束を衣で揚げたものも美味だった。
華厳の滝で食べた
焼き団子「華厳だんご」は焼き立てでほっこりする。
中禅寺湖畔にいたときは
湖畔を眺められるテラス席で優雅なカフェタイム
パウンドケーキと刻んだ野菜を練り込んだケイクサレを
コーヒーと一緒に
日光旅行での収穫
忙しない日常を忘れさせ、癒してくれた温泉宿
紅葉と滝のコンビネーションの美しさ
中禅寺湖畔のまったり時間
いるだけでエネルギーが湧いてくるような気がする日光東照宮
小腹が空いたときに楽しませてくれるご当地の食べ物
旅の満足度を上げる要素はたくさんあったけれど
なによりも
夫と一緒に旅行すること自体が一番の思い出で幸せなことだと思う。
夫婦ふたりの御朱印帳には
今回の日光旅行で集めた御朱印が増えていた。
またこの御朱印帳を開くときに
夫と一緒にお出かけした記憶を思い出すのだろう。
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