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筆使い【大アルカナⅡ 女教皇】
みなさん、こんばんは。
今宵はどんなお話をいたしましょうか?
先日、お世話になっている神社の『社小屋(やしろこや)』に参加してまいりました。今回のテーマは「筆を使おう」ということで、チャレンジ!
11日に行われた「どんと焼き」ですが、昔は「筆もお納めください」と明記されていたそうです。
1年間使い古した「大切な筆」をどんと焼きで感謝と共にお見送りします。
神様が宿っていると想定するくらい貴重で大切にされていた「筆」。
Mahouも一応書道初段を持っていてますが、日常的に筆で文字を書くことはありません。書いても「筆ペン」になってしまいます。
数年前まではよく「般若心経」を筆で写経していましたが、、、反省。
非売品の祝詞がプリントされている紙に、上書きするように小筆を走らせますが
日本語縦書きは、右から左へ書き進めるので、右利きの場合、次の行に行く時に気をつけないと、自分の右手で書いた文字を汚してしまいます。
また小筆に乗せる墨の量も、計算しないと、にじみすぎたり擦れてしまったり
美しく文字を書けません。それなりに集中力が必要です。
最近悶々としていたMahouには、この絶大なる集中力が、心が整い気持ちが落ち着きました。
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宮司さんが祝詞の意味を丁寧に教えて下さいました。
祝詞のセリフは大まかに覚えていますが、使用される漢字がここまで詳しくは知りませんでしたので、大変勉強になります。
日本神話の物語に沿って綴られる祓言葉、社小屋で制作が終わった後に参加者全員で「正式参拝」をさせていただけます。
ご祈祷中に全員で書き上げた「祓言葉」を眼で追い、ただの「祝詞」として聞き流すだけではなく、意味を感じながら心で唱え進める時間は、新春の祈願とともに
心が洗われました。
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実際に体験すると、一気に「体感」のレベルが上がります。
何年も神社仏閣へ参拝していますが、ここまでの流れの実経験は初めてなので、
やはり「経験しないとわからないこと」が多々あるのだとしみじみ思いました。
とても良い経験でした。
タロット鑑定活動を30年もやっていると、みなさんの悩みは一定のパターンが存在します。ですが、人の数だけ結果や、希望、悩みの解決法が存在するので、同じ答えには行きつきません。
人生は上から見れば円を描くように周回しているようですが、横から見れば螺旋状に上昇している、とよく表現されます。
どんな事柄も、その時その環境で経験し感じることは、決して同じではないのだと
思うことができます。
同じ曲、本や映画も、聴いたり読んだり、鑑賞したりする年齢で感じ方が変わります。その感じ方の変化が、前に進んでいる証拠なのかもしれません。
興味が少しでもそそられることや誘われた事柄は、チャンスなのかもしれません。新しい扉が開かれるかどうか?やってみないとわからないものですね。
タロットMahou