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鼻と脳は繋がっている?

鼻うがい

鼻うがい、したことありますか?

サンスクリット語ではジャラ・ネーティーと言いますが、私はアーユルヴェーダを学ぶまで、一度もしたことありませんでした。

最初、なんだか痛そうだし、怖いなーと思いました。
水泳の時間にプールの水が鼻に入った時のツーンとくる痛みを連想させられます。

けれど、勇気を出してやってみたら、ものすごくスッキリして気持ち良かったです!
ご経験のない方は、是非体感していただきたいです。

鼻と脳の関係

鼻は脳の扉、と言われるほど、脳と密接な関係があるそうです。
鼻の通り道が浄化されると、思考もクリアになって集中力も高まる気がします。
鼻が通るので、嗅覚も研ぎ澄まされてきます。

ピッタが高まって頭に血が昇っている時のクールダウンにもいいのでは?と感じます。
呼吸が深まって、リラックス効果も期待できると思います。

やり方

ネティポットという専用のポットに湯ざまし200mlに対して小さじ1/2杯の天然塩を溶かし入れます。
精製されたお塩ではなく、できれば天然塩を使ってください。
顔を横にして少しあごを引き、「エー」と発声しながら、上側の鼻腔から塩水を流し入れ、もう片方の鼻からだします。逆側も同様に行います。

ネティポットは、急須のような形をしているので、もしご自宅に使っていない急須があれば、もしかしたら代用できるかもしれません。もし抵抗がなければですが。笑

私は白湯を作るときに、多めに沸かして鼻うがいに使ったりしています。

聞いただけだと、あまり気が進まないのではないかと思います。
ただ、生理食塩水を使用すると全く痛みは感じないので、ご安心ください。

私は、このやり方を教えていただく前に、鼻うがいのことを知りたくて、YouTubeで検索してみた動画が、片鼻を抑えてもう片方の鼻から塩水を入れて、口から出すという方法でした。
だから、私は鼻から入れて口から出す方法でもやってみましたが、私にとってはこちらの方がやりやすかったです。ただ、飲み込んでしまいやすいかもしれないので、注意が必要です。
やってみたらわかりますが、鼻の奥の方に溜まっていたドロッとしたものが出てくるので、必ず吐き出すようにしてください。

それから、鼻に水が溜まった感じがして、鼻をかみたくなるのですが、鼻が痛くなってしまうので噛まないでください。
ヨガの呼吸法に、カパラバティという呼吸法があるのですが、鼻うがいの後は、その呼吸法がおすすめです。カパラバティは、鼻から息を吸ってお腹を膨らませ、吐く呼吸で一気に鼻から強く吐き出し、お腹を凹ませる呼吸法です。
下腹部に手を当てて、特に吐く呼吸に意識を向けて行ってみるとやりやすいと思います。カパラバティをすると、鼻に溜まった水もかなり出ていきます。

そのほかの注意点は、鼻うがいの後4時間程度は横にならないということと、1日2回までにするということです。後は、塩を使うので、鼻腔が乾燥しやすくなりますので、鼻うがいをした後は、以前お話したセサミオイルなどを綿棒に含ませて、鼻の中を潤してあげてください。

私は毎日はしないのですが、するとしたら朝起きた時の一回だけにしています。

効果

鼻うがいの効果は、鼻腔の汚れを除去し、鼻詰まりを軽減してくれます。また、花粉やハウスダストの除去をしてアレルギー症状を軽減します。そのほか、鼻からの分泌物を減らすことで、喉の不快感や咳の軽減など、喉のケアになります。

私はアレルギー体質で、検査を受けたら、いろんなアレルギーがあることがわかったのですが、鼻うがいを始めたら、今年の春は花粉症の症状が出なかったんです。
びっくり嬉しい効果でした!

冬の間は、カパの溜め込むエネルギーが働きやすく、春先になると一気にアレルギーが現れやすくなってしまうので、鼻うがいを始めるなら今です!(無理はしないでね)

毎日じゃなくても大丈夫ですが、習慣として今から始めてみると、アレルギー体質の方は、きっと春先の体に変化を感じていただけるんじゃないかと思います。

生きていれば、食事やライフスタイルなどいろんな要因で身体の中に毒素が溜まってしまいます。
大切なことは、その毒素を溜め込まず、できるだけ排出していくことです。
アーユルヴェーダのセルフケアは、アーマという体に溜まった毒素を排出していくケアが多いので、即効性は感じられないとしても、確実に快適な心と体に近づいていけると実感しています。

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