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受動的に自己を開く4

11/10(水)
13時。基町に到着。とりあえず何かしなければと思い、中国食品の店にチラシを持って行く。最初に入った店では、日本語が話せないと言われた。久しぶりの中国語で緊張してしまった。言っていることは半分くらい聞き取れなかったけど、一応、僕が言ったことは通じたようだった。たぶん貼る場所がないと言っていた。地域の案内などがいくつか掲示されているガラス窓の開いたスペースにチラシを押し当て、こんな感じで貼ってと言ってみたが、何だかダメだと言っている。一応、チラシは受け取ってくれて、もし良かったら来てね。と伝えた。僕みたいな怪しい人が話かけてきたら防衛反応も現れるだろうから、まあ、普通の反応か...。話かけるときに何か商品を買うべきだったかな。もう一軒行った商店ではひまわりの種を購入。他2軒ではチラシを貼ってくれた。

16時からショッピングセンター内でラジオ体操があるそうなので、コアの前で15時半頃から土粘土を触ってみる。3名ほど何やってるんだとの声かけあり。しかし、一緒に座って土を触るまではいかなかった。一応一緒にやりませんかと薦めてみたけど、有料なのかもとか、無料なら無料で怪しい感じがするとか思われたのかもしれない。それから、長く居座る人はたいがい自分の言いたいことがあって喋りたい人なので、あまりまともに対話ができない感じがしてきた。じっと座って待つよりも、あまり僕に声をかけてくれそうにもない人へアプローチしてみるべきかもしれない。

帰りに何か食べて帰ろうとしたが、居酒屋的なところしか開いておらず、またも入店でひよる。明日はどこか入りたいな。

11/11(木)
午後基町へ。M98にとりあえず行ってみる。途中で猫二匹発見。幸先が良いような気がした。M98にはスタッフのKさんがいた。先日聞いた猫村についてもう一度聞いてみる。猫がたくさんいる場所を小学生がそう呼んでいるが、数日探しているが、寒いからか猫を見かけない。ある時間帯に餌をやっている人がいて、その時にたくさん寄ってくるという話を聞いた。

その後、向かいにある商店へも挨拶に行ってみたが、店が開いているのか開いていないのか分からない雰囲気で営業中であった。14時頃からはやっているとKさんに聞いたので再度訪れてみたが、やはり電気が消えている。一応、店内に入ってみたが、店主は留守なのか応答がない。たくさんのギターが置かれていた。ギターの練習音が聞こえていたことがあったが、こんなにたくさんあるとは思わなかった。コントラバスもある。

おススメされていたカフェを覗いてみた。今日のショッピングセンターは通りも人が少なく、ベンチに座っている人も全然いなかったのだが、このカフェは違った。外からは中の様子が伺えないタイプの閉じられた雰囲気のドアを開けてみると、狭い店内は満席になっていた。僕がドアを明けると、いっせいに4,5人のおばちゃんがこちらを見た。予想外の人数に圧倒されてしまい、無意識にすぐ扉を閉めてしまった。座る余地は無さそうだったが、少しくらい挨拶をすべきだったと反省。明日以降挑戦しよう。しかし、通りに人がいなくても、憩いの場は存在していて、どこかに人はたまっているのだと分かった。

別のカフェへ。そちらは、オープンな雰囲気で外からも店内の様子が分かる。外から中に人がいないことは分かっていたので、入りやすかったが、店内にはお店の人も見当たらない。壁に「一杯100円セルフコーヒー」と書かれている。セルフのコーヒーがどこにあるのか、お金はどこに入れるのか、どうすれば良いのかしばらく戸惑う。すると、ちょうどオーナーのK子さんが戻ってきた。メニューの説明を受け、コーヒーを注文。コアで展示をしていることを伝えると、「コアに行く人はたいていビールを飲むよ」と言われた。薦められるままに、なんとなくコーヒーをやめて、ビールに変更。おつまみ付で生ビール500円。コーヒーでもおやつがつくとのこと。とってもサービスが良い。何気ない話をしていたのだが、美術をしていることを話すと、何か店内に残していってくれたらいいのに、という話をしてくれて、今やっている陶芸の話へとスムーズに流れていった。隣の席に座り、K子さんと一緒に土粘土を触りながらお話をさせてもらった。店の外を通りがかる知り合いを見つけると、K子さんが声をかけてくれ参加者があっという間に4人となった。すごいなあ。こうスムーズに事が運ぶのは稀で、あまりにもスムーズなので、これで良いのかと不安な気持ちにさえなる。K子さんの話の中で、小さい頃に描いた桜の絵の話が出た。録音させてもらったが、最初から通しで録音できていないので、うまく使えるかどうか。「見たことがない絵」というシリーズの作品があるのだが、その作品にできそうな感じがした。店内に残す作品にもできるかもしれない。隣の服屋さんを経営している若者もK子さんが呼んでくれ参加してくれた。猫の話をしてくれた。さっきM98のKさんに聞いた、猫に餌をあげている人は十日町から来ているとかなんとか。わざわざ来ているらしい。飼う気がないなら餌をやるなと注意したと彼は言っていた。

あっという間に、今日持って来た粘土を消費してしまい、なくなったため今日はおしまい。コアの前で待機。一人、キャラの濃ゆいおじさんが来てくれた。怒っているような口調で話しかける人だったが、何を話したんだかよく分からないまま、最後は褒めてくれていたので、まあよかった。

今日は、ある程度うまくいったので、酒も飲みやすい。Noteへ記事(第1回目)を書く。

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