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西岡まほ
2017年12月15日 16:44
「いつもの。」誰もが一度は憧れたことのあるセリフではないだろうか。古びた喫茶店で、あるいは定食屋で、「いつもの。」という掛け声と共に出てくる何か。私の中のその人はスポーツ新聞を片手に持ち、席にどっかり着くやいなや脚を豪快に組んで煙草を吸い始めることが多い。もちろん、これはあくまでイメージだ。そして私もその「いつもの。」に憧れる人間の一人だ。「いつもの。」放り投げるように言葉をかけ、席にどっ