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6歳息子からのお題「自由とは」(&番組告知)
ある時、息子に何気なく「大きくなったら何になりたい?」ときいたら
「じゆうに なりたい」とかえってきた。
警察官になりたい、とか 宇宙飛行士になりたい、ではなく「自由になりたい」。
息子は6歳になったころから
「どうしたら じゆうになれるの?」
「じゆうってなに?」
と、よくたずねてくる。
自由がどういうことか について、すぐさま こたえることができなかった。
私が日々当たり前のようにやっていること。
食べる、寝る、息をする、好きな服を着る、好きなように髪を整える、人と話す、しごとをする、ごはんをつくる。
私は 何をするか、どうするか、選択できる自由を持ってる。
自分の選択の結果が「今」だ。
とはいえ
何を選んでもいいわけじゃないと思う。私たちは地球の一部。だから調和が大事。
調和を保つのがイヤなら宇宙に一人きりで暮らすしかない。と、思う。
調和ってどういうことかな?と考えると
「相手の立場になってみる」ってことなのかなと思う。相手が人でも動物でも植物でも何だとしても、相手の心になってみること。
で、「相手の立場になる」の真逆にあるのが
相手の立場を考えない、つまり「自分のことしか考えない」ということなのかなと思う。
自由というと、自分の思い通りに行動するといイメージがあるけれど、自分のことしか考えずに手に入れたい自由って、それってつまり「自分だけ」幸せって感じかな?あんまり嬉しくないな。
地球の一部として生まれたから やっぱりこの世界の一員として幸せを感じていたいと思う。
選択の積み重ねで今がある。選択によって今が築かれる。ならば 一つ一つの選択に愛があれば、そこに愛があれば、やがて築かれるものは、、、。
愛ある選択の積み重ねの先にある自由の中で生きていたいな。
合言葉は「そこに愛はあるのか」だ。
そこに愛はあるんか
どこかで聞いたことがあるぞ。
さて、
どうして自由について書き留めたくなったかというと、今日収録した番組のテーマが「自由」だっからです。
ここからは放送の告知です。
11/5(日)17時50分からNHK Eテレで放送される「こども手話ウイークリー」では
7歳の女の子がつくった「自由」をテーマにした絵本をとりあげます。
絵本のタイトルは「ここにあったよ 自由と幸せ」です。
私はこの番組で毎週声の出演をしていて、
収録前日なるとその週に取り上げるテーマを知ることができます。
「じゆうに なりたい」という息子と一緒に
どうしても収録前にこの絵本を読みたくて、
近場の書店で在庫を調べ、
紀伊國屋書店新宿本店で手に入れることができました。
息子は なかなか読み進めさせてくれませんでした。
「え、なんで?」「え、そうなの?!」「それってへんだよ」
ページごとに 息子なりの発見と刺激があったからです。
読み終わると
「もういっかい よんで」。
自分とほぼ同い年の子のことば、
ママがあれこれ言うよりよっぽど心に届くようです。
当たり前は奇跡であることを教えてくれる一冊です。
絵が、色が、印象的です。
11/5(日)の放送とあわせて
ご覧いただけたら嬉しいです。