パンが作りたい…それが合図
私のストレス発散法の1つに、“パンを作ること”がある。
普段は手軽さを求めて、行程も材料も出来るだけ少なく短時間で出来る料理を好んで作るけれど、パンを作る時は別。ゆったりのんびり時間をかける。
その作っている時間が、私の荒んだ心を落ち着けてくれる気がする。
そんなわけで今回作ったのは、バタートップミニ食パン。
生地に入れたバターの他に、上にも追いバターをしてから焼き上げる。
お砂糖も振りかけているから、ほんのり甘くてそのまま食べても美味しい。
材料をボウルに入れたら、生地がまとまるまでこねる。
ストレス値が低いときは、ここで“美味しくなれよ!”と思いながら手を動かすのだけれど、ストレス値が高いときは、最近あった嫌なこと、嫌な人を思い浮かべ、あの時言えずに堪えた気持ちをぶつける勢いでこねる。
そんなんじゃ美味しいパンが出来なさそう…な気がしないでもないが、これは一種のストレス発散法なので、しかも何だかんだでちゃんと美味しいので、堪えていたものを存分に生地にぶつける。
そして発酵させている間は、好きな飲み物でも飲みながらゆったり休憩する。
ストレス値が限界に近付くと何もしたくない無気力状態になってしまうから、そうなる前に何とかする。
パンが作りたい…とふと思ったときが、私にとってのその合図。
ここでその欲求を無視すると、無気力状態まっしぐら。
だから作りたいと思ったら、出来るだけ早いうちに取りかかる。
自分の中に溜まったものをぶつけるように手を動かして、待ち時間でのんびりして、焼き上がったパンを美味しくいただいて
さて…明日からもそれなりにやっていくか
なんて思う。
そんな風にパンを作る時間が、私にはとても大切。
この時間があるから、今日も私はそれなりにやっていける。
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