日本人保育士、海外で怒られる
Just let them do whatever they want
カナダで保育士をしていた時の話。
カナダで保育士をするのは大変で毎日が勉強。
日本で保育士をしてももちろん
毎日学ぶことは沢山あるけれど
さらに知らないといけないことが多い。
英語はもちろん。
教育者として正しい英語で話さないといけない。
子どもたちに英語が下手なことがバレる。すぐ。
そして逆に子どもたちが私の英語の先生になってくれるのだ。
本の読み方やサークルタイム。
大人と同じように沢山のイベントを子どもと楽しむ。
さらに海外の人の表現力には舌を巻く。
あれはすぐに身につけられるものではない。
特訓が必要。”先生”という役者にならねば。
そして子どもを見守る力。
日本で保育士をしてた時、
子どもを守るのに一生懸命だった。
だから私は子どものやりたいことを
何度か制限したことがある。
「危ないよ」と言って。
もしかしたらできた可能性を潰してしまっていたのかも。
保護者へ無傷で返す。これが鉄則だと支配されてた。
だから子どもの行動ひとつひとつ止めてしまっていた。
カナダでも私は子を追いかけ回してた。
木に登り始めたら抱っこして下ろして
ハサミを使うには幼いと代わりに切ってあげて
草むらに入ると見えないからと子を集団に集めた。
そしてついに怒られた。
「 LET THEM BE!! 」
カナダでは近くで見守れば大体のことは許容される。
子どもの能力を伸ばすために。
大人が制止すればするほど
子どもは大人のいない場所で
制止された遊びを楽しむ。
見えない場所で自分の実力を
試そうとするのだ。納得するために。
自分の力量を知るために。
必要なことだと痛感。
すぐ近くで見守ってあげればいい。
本当に危ない時に制止し手助けすればいい。
先回りしてルールを守り心配する力は
きっと日本が一番だと思う。
良いことだし素敵な文化だ。
だけどそれが子どものチャレンジ精神の
邪魔になっていることもあるのではないか。
過度にならずに程々に見守る。
子どもを育てる上で必要なことだと
カナダの保育園で教えてもらった。
「先生、これやってもいい?」
「 Whatever you want 」
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