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2020年4月の記事一覧
マシーナリーとも子ALPHA ~豆の銃篇~
ドアを開けるとカランカランと音が鳴る。
「いらっっしゃい」
象頭の店主が新聞を持っていた新聞を起きながら応じる。もう2本の腕はダンベルを上下させていた……4本腕なのだ!
「あ……どうも」
ワニツバメはペコリと喫茶店の店主……ガネーシャに頭を下げた。
***
「ガネーシャ?」
(うむ、このへんに新しく喫茶店を開いたらしいのだ)
ワニツバメの左腕に共生するワニ――エジプト神の一柱
マシーナリーとも子ALPHA ~繋がる飛翔物篇~
「どうだネギトロ……さん! 私たちの新しい姿は!」
頭に1基、胸と肩を取り待つ左右2基、腰に1基、そして四肢に2基ずつファンネルが連結し、人型となって吠えた!
「きっ、気持ち悪いーー! おいたか子、いいのかよあれ。ネットリテラシーが低くないか?」
「は? 別にネットリテラシーは関係ない。なんでもネットリテラシーにするな。ただ……まあ気持ち悪いわね……」
ファンネルマンは両腕を高く掲げ、ネ
マシーナリーとも子ALPHA 〜妬く飛翔物〜
「いい天気だねえ」
ネギトロが空を眺める……彼に瞳は無いが、とにかく空を見上げた。
「そうだなあ」
「平和だねえ」
マシーナリーとも子と鎖鎌はネギトロの散歩に来ていた。ネギトロに足が生えネギトロ軍艦寿司ドッグとなってからおよそ3ヶ月が過ぎた。どういうわけか彼はそれからちょくちょく散歩に出たがるようになった。習性まで犬に近づくものなのだろうか?
「ねぇママ……なんだか血の匂いがしない?
マシーナリーとも子ALPHA 〜磨く味噌篇〜
不毛の地、南極。そのとある地点に奇妙な山脈があった。地上からは見えないが広大な古代都市が広がっている、謎深い山脈である。南極には遥か古代から、有史以前より脈絡と続く文明が隠されていたのである。無論、ほとんどの人類はそのことを知らない。時折、探検家が迷い込むこともあったが彼らは例外なく狂い死んだ……。その文明の住民によって!
だが、おお、どうしたことだろう! いまその山脈を登るロープウェイに乗