【一部ネタバレ有】希望と絶望 その涙を誰も知らない 感想
こんにちは。そこまで真剣に追いかけているわけではないけどひなあいは毎週リアタイしている程度のおひさまのまひくんです。
先日、日向坂46ドキュメンタリー映画第2弾となる「希望と絶望 その涙を誰も知らない」を映画館で見たので、その感想を書いていこうと思います。上記の通り、僕は全ての活動を追いかけきれていないので、多少理解が足りていなかったり文章が足りていなかったりするかもしれません。そこだけ先に言っておきます。
まだ映画を見ていない人がネタバレを踏まないように前置き部分を書いたりタイトルに書いたりしましたが、ここからは映画の内容を知っている前提で書きます。念の為、忠告です。
映画を見た最初の率直な感想は以下の通りです。
映画内でキャプテンの佐々木久美さんが、日向坂46の華々しい活躍、活動の裏で苦悩している姿を「見てほしくない」「美化してほしくない」とおっしゃっていたのが印象的で、アイドルとしてはやはり輝いている姿を見てほしい、笑顔でいるところを見てほしいのが本音だと思うんですけど、一部運営の厳しすぎるくらい厳しい指摘があったり、外の人間が知る由もない大変なことが多くあったりしていて、必ずしも表の部分だけではないんだなと思ったと同時に、そこも含めて僕は等身大の人間たちとして応援したくなった、ということを感じました。
我々が見ている笑顔の裏にたくさんの努力と苦悩があるというのを見て、今後の活動を見ていても辛くなってしまうかもしれない、という気持ちも分かるんですけど、彼女たちは我々が笑顔になってもらうためにあれだけ頑張っているのだから、我々は素直にその活動を応援して、素直に笑顔になるのが一番いいんじゃないかなと思います。
何かと議論になっているのは夏フェスのシーンですが、、まあプロの視点から見てパフォーマンスに不満があるのならそれを指摘するのは至って正常な組織だし、かといって過度な負担を強いるのはあまり正常でない組織ですからね、、難しいですけど、映画の中であったように運営とメンバーとの間で対話ができる組織に今現在なっているというのは安心した部分ではあります。全員がスーパーマンではないので、できることできないことは当然あるはずで、それを理解した上で折り合いをつけながら、彼女たちの価値を最大化できるようにライブだったりお仕事だったりを組み立てていってほしいなと思いました。
どうしても1作目の「3年目のデビュー」と比べるとストーリーのインパクトに欠く部分があるというか、まあ前作がかなりドラマチックなので仕方ないところかなとは思うんですけど、今作は少しそういうところが少ないかなとは感じました。「希望と絶望」なんて大きく打った割にそこまで絶望的ではないですからね。でも内容はすごく現実的で、ドキュメンタリーとして良かったと思います。
渡邉美穂さんが誰よりもメンバー全員で東京ドーム公演を行いたいと思っていたからこそ公演直前で濱岸さんがコロナに感染したことをメンバーが知ったシーンは見ていてかなり辛かったです。アイドルって刹那的な職業で、ずっと続いてほしいような存在だけど常に変わっていかなくてはいけない存在でもあって、その瞬間瞬間を我々は楽しんでいるものだと思います。東京ドーム公演後に渡邉さんが卒業発表するって誰も思っていなかったと思うんですよ。でもそれが発表されてしまって、そこで初めて、もうあのメンバーがあの舞台に揃うことは無いんだって気づくんですよね。今我々が生きている時間だけが彼女たちを応援できる時間であるということは忘れないでいたいですね。
これ以上書くと長くなりそうなので最後に、東京ドーム公演後のメンバーが大きな充足感を得ているところが、凄く良いシーンだなと思いました。東京ドーム公演って本当に大きなものだったんだなと改めて思いました。彼女たちがずっと求めていた景色がちゃんと素晴らしかった、ちゃんと頑張りが報われた気持ちになった、ということが良かったなと思います。「国立競技場でライブをしたい」「道を造ってその道を歩いている」みたいに、まだまだグループとして大きくなりたいという気持ちは伝わったので、これからも応援すると同時に、まずは素直に彼女たちの頑張りを見てニコニコしていようと思います。