双極×働くは個人よりも環境調整が重要 | 「双極性障害」×「はたらく」を語る会 #双極トーク 2019年 第3回 実施報告
#双極トーク の2019年第3回(通算11回目)を4月27日(土)に実施しました。
以下、スタッフのシラユキがレポートします。
●チェックイン
GW初日、平成最後の開催となりました。肌寒い中、初参加10名、リピーター4名、(+スタッフ4名)の方にお越しいただきました。
まずは主催者の自己紹介とスタッフの挨拶があり、続いて皆さんに自己紹介と今の気分を伝えてもらいました。
平常を0として+5(軽躁)から-5(うつ)の範囲で、+2が3名、+1が2名、0が1名、-1が4名、-2が2名でした。
大型連休ということもあり、仕事から解放されて気分が上がり気味という方が何人かいらっしゃいました。
今回は初めて参加される方が多く、なぜ参加しようと思ったか?という質問の回答に着目しました。以下、いくつかご意見を紹介します。
・幅広い意見が聞ける
・職場復帰に向けて気持ちを整えるため
・生きやすくするための知恵や工夫を聞きたい
・病識や症状のコントロールなど、皆さんの経験を聞きたい
・同じ境遇の方と話して自分を客観的に見たい
●双極トーク
そして本編へ。今回は3グループに分かれてテーマトークを行いました。(リピーターが少なかったためフリートークはお休み)
「双極性障害×はたらく×対処」に関するトークの話題は以下の通りです。
テーマトーク班①
・エネルギー切れになりそうなときにどのような対処をしているか
・躁で眠れない、ひとりごとが増える
・うつが強くなると完璧主義で苦しんでしまう
・うつと躁の状態にどのように気付いているのか?何かサインはあるか?対処法は?
・オープン、クローズド、特例子会社、それぞれのメリット・デメリット
テーマトーク班②
・認知行動療法など、自分なりの対処法はあるか?
・躁になると自分が病気であることを忘れがち。前触れにはどんな症状があるか?
・「生きやすさ」の情報源は?(Twitter、YouTube 、noteなど)
・正社員で働いている?
・上手な休み方
テーマトーク班③
・躁転をコントロールしているか
・職場で調子を崩しそうになる前の対処、工夫
・医者と信頼関係を結ぶためにしていることはありますか?
・躁の楽しさの抑え方、気づき方
・通勤時間の過ごし方、移動中の工夫
こうして見ると自分と同じような悩みがあったり、なるほどと思うような視点があったりして、皆さんの質問を読むだけでも共感出来るのではないかと思いました。
●チェックアウト
本編終了後に皆さんから次のような感想をいただきました。
・生の声が聞けて気づきがあった
・病識について学べた
・どうやって工夫しているか明日から生かせる
・個人を変えるより環境を調整する方が双極の人には合っているかも
・理解できる仲間との楽しい時間
・一人だけじゃないと思えた
・違う角度から話が聞けて参考になった
最後に、SNSだけでなくリアルで「人となり」を知り、関わっていくことで気づきがあるという主催者の言葉で締めくくりました。
●ご感想
参加していただいた方々のご感想をTwitterから引用して掲載します。
●次回の双極トークについて
次回は5月25日(土)の開催ですが定員になっています。
双極性障害を抱えながら自分らしく生きられるヒントが双極トークには詰まっていると思います。リアルな場に踏み出すのは勇気がいると思いますが、新規の方もリピーターの方も、ご参加をお待ちしております。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。