病気になって初めて理解した、自炊の大切さ
子供の頃は分からなかったけど、大人になった今は分かることはたくさんありますが、僕の場合筆頭格が「家庭科」の重要性です。学生の頃は、家庭科が出来るよりも数学や英語が出来ることの方が大事だ、と思っていたように記憶しますが、その頃の僕にコンコンと説教してやりたい。
「数学や英語の前に家庭科の授業をしっかり聞きなさい!」と。
昨今では、グローバル化の時代だからということで小学生も英語を勉強するらしいですが、グローバル化の時代だからこそ、英語というコミュニケーションの技術論の前に、調理や掃除と言った人間の基礎の部分を大事にした方が良いのでは、と思います。英語って必要になってから慌てて勉強した方が、早い気もしますし。大人になれば海外の人とも仕事などで関係しますが、言葉の問題って、英語が苦手でもなんとかなっちゃうことが多いんですよね。
話が逸れました。
ニュースでも度々取り上げられていますが、日本の保険診療の費用が大変なことになりつつあります。健保連の推計によれば、大阪万博が開催される2025年には、2015年の42兆円強から60兆円弱にまで膨れ上がるそうです。もうそろそろ生活習慣病になったら、白い目で見られる時代が来そうです。
そして生活習慣病を防ぐためには、最低限、自炊が必要だというのが、膵炎という病気になった僕の実感です。
主食を減らし「まごわやさしい」を基礎にした副食を中心に、肥甘厚味(油っこい、甘い、味の濃い)を出来るだけ避けるという方針で改善を行うと、気がつきます。
・加工食品や外食には、基本的に頼れない
加工食品の原材料名を見ればほぼ例外なく「アミノ酸等」の文字。グルタミン酸やイノシン酸といった旨味成分を化学的に抽出した、うま味調味料です。その他にも「砂糖」や「食塩」等、とにかく味付けが多い。ひどいものになると「だし」製品なのに原材料の筆頭が「食塩」だったりする。「アミノ酸等」は添加物だから、原材料名の後に記載となり、実際どれぐらい入っているのかが分からない。
そういう「肥甘厚味」に舌が慣れてしまうことが、長期的に糖質過剰や塩分過剰の原因になるわけですから、食養生をやろうと思えば、手間ですが自炊をしなければしょうがない、というのが僕の考えです。
<慣れない包丁を握り>
上の写真は今日の晩ご飯のサラダの材料です。僕は日曜の夜は主食を抜くことにしているので、その代わりサラダを一人前ラーメン鉢一杯、山盛り作ります。これだけ使っても、野菜とお肉だけだと、すぐお腹減るんですよ。
レタス、大根、新玉ねぎを刻んで山盛りにした上で、ササミを下ごしらえ、火が通りやすいようにフォークでプスプス刺した後、塩を揉み込みます。
タマゴとシメジとササミを蒸し器に入れて6分。
ふっくら蒸し上がりました。ササミもシメジも、炊くより蒸した方が美味しく仕上がることを発見!
お昼に作った鮭の味噌鍋と、納豆と山盛りサラダが本日の晩御飯。
タマゴ、蒸し器で6分も、いい感じの半熟に仕上がりましたが、殻を剥くのが大変でした。何かいい方法ないかな。
普通は料理の写真は、料理が上手な人が載せるものだと思いますが、僕は料理がヘタクソな感じも含めて「まごわやさしい実践記録」を付けていこうという考えですので、お目汚しではございますが、お付き合い、またシェアしていただければ嬉しいです。
ではまた。
中の人は半年で15kgの減量に成功。 膵炎発症を機に、健康に目覚めました。 本気で食生活改善に取組んでいます。