専門知識がなくてもできること
知症カフェで10分ほどミニ講話をさせていただきました。
その時のお話をシェアしたいと思います。
1.質問
道端で泣いている子供がいます。
あなたは、この子はどうしたのだろうと想像しますか?
それでは、あなたは、この子にどうしますか?
次に、
お休みの日に旦那さんがソファーでゴロゴロしています。
あなたは、旦那さんはどうしたのだろうと想像しますか?
それでは、あなたは、旦那さんにどうしますか?
それでは、
同じ状況で、
旦那さんが実は重度の病に罹っていたとしたら...
あなたは、旦那さんがどうしたのだろうと想像しますか?
それでは、あなたは、旦那さんにどうしますか?
2.家族と専門職の違い
どうでしたか?
旦那さんに対して、「また、ゴロゴロして、イライラする‼」
なんて思いませんでしたか?
なんでこんな質問をしたのかというと、
家族と専門職の違いを分かってもらいたかったからです。
2つ目の質問で、旦那さんに不満を感じる。
これがまさに家族の視点ですよね。
今までの旦那さんとの歴史があるので、
色々と良いことも悪いことも含めて、
たくさん知っている。
だから、
感情が出ちゃう。
1つ目と3つ目の質問が、客観的立場から見た場合。
第3者だからこそ、
どうしたんだろう?
と、想像しますよね?
病だと知っているから、
具合が悪いのかもしれないと想像できますよね?
専門知識を持ち合わせている専門職や、
客観的に見れる第3者の視点です。
感情よりも想像が優先されます。
カフェでは、
「 重度の病とわかっていても優しくできないかもしれない‼ 」
なんて声もありましたが、
どんな病と知っていも、感情が優先されちゃうかもしれない⁉
それが家族なのです。
3.専門知識がなくてもできること
でわ。
専門知識がなくてもできることが何かというと、
「想像すること」です。
専門知識がなくても、
「あれ?どうして〇〇なんだろう?」
「どうして、こんなこと繰り返すんだろう??」
と、想像することはできます。
想像すると、
「こうかもしれない、それじゃ、こうしよう‼」
と、考え仮説を立てて、実行しています。
実は、みんな無意識のうちにこれを繰り返しているのです。
これを繰り返すうちに、
「あ‼やっぱりそうだったんだ‼」と、なるときもあれば。
「あれ?違ったか。じゃ、こっちかな?」と、次を想像する。
この繰り返しが、
目の前の相手に寄り添う近道になっているのです。
専門知識が多いと、
落とし穴にはまってしまうんですよね。
専門知識ばかりに頼ってしまうと、
知らず知らずのうちに、
目の前のあなたを見ないで、目の前の症状を見てしまう。
そうなると、
目の前の相手に寄り添うどころか、
どんどん離れてしまうことになります。
「 なんだ、そんなこと‼ 」って、思われたかもわかりませんが、
私は、
どんな仕事にも、
どんな人間関係にも、
想像することは大切だと思っています。
この仕事の先に誰がいるのか。
どんな表情をされるのか。
どう生活を豊かにしているのか。
この方は、
どんな話題が好きなのか。
何が嫌いなのか。
すべて、想像することから始まっている。
そう思います。
さぁ、想像してみましょう!!
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