「営業マン×幸福感が高まるお金の使い方」
いつもお世話になっております。孫平です。
今回は、幸福感が高まるお金の使い方をご紹介したいと思います。
お客様がどのようなお金の使い方をすれば幸せになれるのかを理解していれば、私たちが営業の場面で伝えるべきことが分かってきます。
その結果、お客様も私たちも満足のいく結果を得られる可能性が高くなります。
それでは参りましょう。
「幸福感が高まるお金の使い方」
ブリティッシュ・コロンビア大学のエリザベス・ダンらが行った2008年の調査では、収入の多くを自分以外のために使う人の方が、自分のために使う人よりも、はるかに幸福感が大きいことが分かりました。
疑い深い人はこの研究結果に対して、「他人のためにお金を使うから幸せになるのではなく、幸せな人だから他人のためにお金を使うのではないか?」と思うかもしれません。
この調査では、その反論に答えるための実験も行っています。
実験参加者に5ドルまたは20ドルを渡し、そのお金を「自分のために使うグループ」と「他の人のために使うグループ」にランダムに分け、その日の夕方5時までに渡したお金を使うように指示した。
その結果、金額の大小に関係なく、友人や家族など他人のためにお金を使ったグループの方が、自分のために使ったグループよりも、幸福感がはるかに高いことが分かった。
この結果から、「幸せな人だから他の人のためにお金を使う」という考えは、必ずしもあてはまらないことが分かりました。
脳科学の観点からも、この幸福感は証明されています。
オレゴン大学の神経経済学者ウィリアム・ハーボーが2007年に行った実験では、他人のためにお金を使ったとき「尾状核」と「側坐核」という2つの脳の部位が活発になることが分かりました。
この「尾状核」と「即座核」は、美味しいものを食べたり、人から褒められたりといった、私たちの最も基本的な欲望が満たされたときに活発になる部位なのです。
つまり、他人のためにお金を使うことと幸せを感じることには、脳科学的にみても密接なつながりがあると言えるのです。
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