あなたは、お金を貯められる人ですか?
私が
ファイナンシャルプランナーの
学びと出会ったのは、
新卒で入った百貨店を
辞めようと決めた、
入社3年目の後半でした。
かれこれ20年くらい前の話です。
学生時代から、
とにかく数字が苦手で嫌いで、
家計管理等もってのほか、
というような人間でした。
今にして思えば、当時の私が、
「私自身が、
どうやって、お金の管理を
していたのか?」
まったく記憶にないくらいの
時期です。
そんな私ではあったのですが、
当時、
アコーディオンを習い始めて
半年くらいした頃、
レンタルではなく、
自分の楽器が欲しい!
という気持ちが高まりました。
そこで、先生に相談して、
紹介して頂いたのが、
「50万円+消費税」の、
アコーディオンでした。
あなたは、
この値段を聞いて、
高いと感じますか?
そうでもないと感じますか?
私は、今聞いても
高額だと感じます。
ましてや、
入社2年ちょっとの平社員
だった当時の私であれば、
なおのことかな、
と思うのです。
ただ、当時の、その時の感情が
今ではまったく残っておらず、
覚えているのは、
なんの躊躇もなく、
現金一括払いで、
アコーディオンを買った
ということだけ!
その頃は、FPの学びと
出会う前だったので、
投資や資産運用の世界とは
無縁で過ごしてました。
おそらくやっていたことと
言えば、受け取った給与の
一部を、貯蓄口座へ
移し替えるくらいしか
していなかったと思います。
(このあたりの記憶さえ、
曖昧なのです苦笑)
そんな当時の私が、
高給取りでもなかった
20代半ばの私が、
よく50万円もする、
高額なアコーディオンを、
迷いなく買えたよな・・・
先日久々にアコーディオンの
コンサートへ足を運んだのですが、
そこでアコーディオンの音色を聞いて、
懐かしさと合わせて、
当時の自分に会って
話を聞いてみたいという
想いになりました。
特に、
親の教えを守ったとかでは
ありません。
必要以上にお金を使う
ことなく、先取り貯蓄を、
自然と行っていたとしか
思えないのです。
そうでなければ、
50万円もする
アコーディオンを、
20代半ばの当時に、
躊躇なく買うことなんて
できなかった
としか思えないのです。
自分のことながら
不思議な感覚なのですが、
また自分で言うのも
おこがましいですが、
私は、
どちらかと言えばお金を
貯められる体質の人間
だったのかな、
と感じています。
誰かから言われたとか、
強制されたとかではなく、
自然と感覚的にやって
いたのかな、
と感じています。
お金のことを
両親から学んだとかも
ないですが、
もしかしたら、遺伝子
みたいなのを
受け継いでいたのかも
しれません。
あなたは、
ご自分のことを
お金を貯められる
人間だと思いますか?
どちらかと言えば、
自然と使ってしまう
人間だと思いますか?
こればかりは、
性格や考え方、個性と
同じようなもので、
感覚次第で変わるもの。
どちらが良い悪いという
話ではありません。
ただ、お金は貯めるだけ、
使っているばかり、
どちらかに
偏ることがダメで、
貯めながら使うを
バランスよく行うことが
大切だと私は考えています。
お金を貯めておくからこそ、
それを使ってモノを買ったり、
やりたい経験が
できるわけですし、
反対に
買いたいモノや旅行などの
経験をしたいために、
お金を貯めようとする。
この循環があってこそ、
あなたの心身も潤い、
生活の質を高めて
人生を送ることにつながると
私は考えているからです。
もしあなたが
お金を貯めたり、運用して
殖やすことが
好きな体質であれば、
ぜひ「使う」ことにも
意識を向けてみて下さい。
これは高額な買い物や
体験をする、という
ことではなく、
日常生活の中でも、
時間を買うためや
疲れを癒したりするような、
あなたにとって、
プラスな価値を産むことに
お金を使えれば、
日々の満足度も
今以上に上がるはずです。
一方、あなたが
使うことが好きな場合、
備えることも意識すると
良いと思います。
意識するだけでは
力が弱い気がするので、
強制的に貯める殖やすという
備えることに、
お金を回すようにするのが
ベターだと思います。
その点から言えば、今は、
預貯金だけでなく、
イデコやNISAなどの
税制優遇制度も
増えていますから、
活用しない手はないと
思います。
また、株式や投資信託、
賃貸不動産を購入して、
配当や分配金、家賃を
受け取る仕組みを作れれば、
受け取ったお金は、
次回以降も入ってくる
見通しのもと、
安心して使える、という
ことにもつながります。
賃貸不動産を融資を利用して
保有していれば、
お金が入ってくるだけでなく、
残債を入居者さんが
返してくれるので、
知らない内に、
あなたの資産が
増えている(残債が減った分は
あなたの資産になる
という意味で)
ことにもなるのです。
そして、資産残高が
ある程度あるという安心感が
あると、使うことへの抵抗感も、
いい意味で薄れていくと
私は考えています。
今回は、私の20年以上前の
出来事を踏まえて、
お金を貯めて使うことについて、
触れてみました。
資産運用に興味が湧いた時に、
株式を選ぶのか、
投資信託を選ぶのか、
不動産を選ぶのか、など、
どれを選ぶのが
正解ということはありません。
あなたが相性が合う、
面白い、好き、と感じられる
対象を選んで、取り組み、
継続することが大切です。
ただ、何を行うにせよ、
最初は、預貯金などが、
一定額あることが、
取り組むにあたっての
ハードルも下がるのが
現実だと私は感じています。
あなたの個性を
なくしてまで、とは
言いませんが、
資産運用、資産形成に
取り組むのであれば、
「自分は貯められる体質の
人間なのか?
もしそうでないならば、
どういう行動をすると
貯められる体質の
人間に近づけるのか?」
に関して、意識することが
大切だと思います。
反対に、私と同じように
あなたも
どちらかと言えば貯められる
体質の人間なのであれば、
貯める殖やすことには
取り組みやすいので、
「お金をどう使うか?
いつ使うか?」
を意識する。
その結果、生活に潤い、楽しみが
増してくると私は思っています。
ぜひ、貯めると使うの
バランスを意識して過ごすこと、
大切にして頂きたいと切に思います。
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