【和食ってやっぱり凄い ~五味五性のバランスを整えよう~】
すっかり秋になりましたね🍁🍁
先日カボチャの煮物を作りましたが、(最後にクコの実を入れて一煮立ちさせると途端に薬膳献立になります、おススメ!)
みりんとお醤油を少々いれただけですが、ほくほく甘~く美味しかったです。
季節の食べ物はやっぱりいいですね♪
さて、今日は薬膳と和食の話。
日本人なら馴染みのある和食、海外に行くと急に食べたくなりますよね。
それは薬膳的に考えても理由があります。
何故かと言うと、一食で五味五性が満遍なく取れるから
五味五性ってなに??と思った方
五味五性とは、食材の「味」と「性質」を5つに表したもの、
五味五性を満遍なく取り入れ、バランスの良い食事を考える事が薬膳の基本となります。
※正確には、そこに陰陽や気血水の考え方も入ってくる
五味五性は以下のようなものです、目にしたことがある方も多いかもしれません。
五味→酸味、苦味、甘味、辛味、鹹味(えん)※塩味やうま味の事
五性→寒性、涼性、平性、温性、熱性
でも、食材を見て、五味五性をいちいち考えて献立を作るのが大変!
分かります分かります、
それでは和食膳で考えてみましょう。
例えば今旬の秋刀魚定食を五味五性の点から見ていくと
以下のようになります。
「秋刀魚(さんま)大根おろし添え」は甘味/平性、辛味/涼性
「ワカメと油揚げの味噌汁」鹹味/平性、甘味/温性、鹹味/寒性
「ホウレン草のポン酢おひたし」甘味/涼性、酸味/温性
「白米」甘味、平性
熱性以外は五味、五性が満遍なく入っています。
和食ってすごい!
更に凄いのは、
五味には、肝(甘味)心(苦味)脾(甘味)肺(辛味)腎(鹹味)
と相対する「臓」があります!
自分の気になる部位、例えば飲みすぎて胃(脾臓)がちょっと元気がな無いな、、、と言う時は、脾=甘味を多めにとってみましょう。
「甘味」のご飯を多めにする、お粥にするなど日々のカラダの調子を見て調整する事も出来るのです!
凄くないですか??
毎日必ず一食は食べる「食事」です。
自炊だけではなく、外食でも「薬膳の知識」を利用すれば、バランスが取れ今の自分や家族の体に合った食事がとれるのです。
自分と家族を幸せにする五味五行、是非意識してみてください!