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【花粉症の季節 じゃあ今からどうする??ー1】

 ずいぶん温かくなってきましたね。

暦も「啓蟄(けいちつ)」に入りましたので、「温かくなったからそろそろでようかな~」と土の中から虫も地上に出てくる季節です。

温かくなると、気持ちも体もほぐれてくるのですが、
困った事に、「花粉」も元気に飛び回る季節になりますよね。

花粉症は、
春に飛ぶスギなどの花粉に、大気汚染物質、PM2.5、黄砂などが
付着し、それが粉砕され空気中に放出され
鼻や口から体内に入り、アレルギー反応を引き起こし、鼻水、くしゃみなどの症状を引き起こします。

花粉そのものにアレルギー反応を持ってしまう方も多いですが、
「花粉」に付着する「大気汚染物質」が問題とも言われていますので、
スギやヒノキ、ブタクサばかりを責めるのはちょっと可哀そうかなと
個人的には思っています。

中医学的には花粉症の鼻水、くしゃみに関係する臓器は、ずばり
「肺」「脾」「腎」の3つ

肺は「水」の調整に
脾は「水」精製、運搬に
腎は膀胱とは母子関係にあるので「水」排出に
関係します。

くしゃみ、鼻水の原因は体内の余計な「水分」
生命維持や体内やお肌の潤いに欠かせないとっても大切な水分だけど、
余計な水分が体の中に残ると
「水毒」「痰湿」(字面からして悪そう💦)
というものに変化しちゃって、体に悪さをしだすんです。
そう、大きな衝撃でダークサイドにおちたヒーローみたいに、、、
(ちょっと大袈裟笑)

また、「肺」は体の免疫機能ともいえる「気」の中の
「衛気」でカラダのバリアを作ってくれる役割もしているから
大気汚染から守ってくれます。

更にさらに、
水分の調整も重要、免疫バリアを張り巡らすのも重要、
でも入ってしまったアレルギー反応を引き起こす物質を
早く体外に出したい!!!

そこの役割をするのが
肝心要(かんじんかなめ)の「肝」~

ほとんど全部じゃん!と思われた方、
そうなんです、カラダは全て繋がっているので、1つの臓をカバーすれば
全て解決!とは行かないのが残念ですが、
でもやり方はあります!

まず、余計な水分への対応はどうしましょうか?
1,いつもより水分摂取の量を調整する(こまめにWCへ行くなど)
2,適度な運動をして汗をかきやすくする
3,湯船に入って発汗する
など、日常生活のちょっとした行動「養生」を意識してみて下さい

次に免疫力を上げるにはどうしましょうか?
1,睡眠時間を増やす、または良質な睡眠をとる
  寝ている間に体の中の損傷部分が回復し自律神経も安定します。
2,体を温めるため、水分対応3と同様湯船に入る
3,腸が喜ぶ食事を摂る
  お味噌を国産大豆(無農薬ならベスト!)、ミネラル豊富な塩を使った
  無添加のお味噌に変えてみて下さい。
  美味しいお味噌は、出汁がいらないのですよ、急いでいる時はお湯で溶かして飲むだけでもOK

薬膳的におすすめな食材や漢方薬については
長くなるので、次回に書く事にします。

毎日の生活に是非ちょっとした
「養生」を取り入れて、症状の変化を見てみて下さいね。

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