【自分らしさを考える】
自分に合った生き方を
全うすることはとても大切です。
ダンマパダ経典の一節
「太陽は昼にかがやき、月は夜に照し。武士は鎧を着てかがやき、バラモンは瞑想に専念してかがやく。ブッダはつねに威力もって昼夜に輝く。」
意味
太陽は昼を明るく照らし、
月は夜を静かに照らす。
武士は武力を制して人々を守り、
善き人間であるものは修行によって輝く。
人間として生まれたからには、
思考ができるという特性を生かして、
知恵を輝かせ真理を得たいものである
自分らしさとは何か、自分の得意分野は何か。
アイデンティティを求め、
自分探しの旅をするのは
素晴らしいことだと感じます。
異国の地へ赴き、
新しいものや文化に触れることで、
自分らしさを見つける
きっかけになることもあるかもしれません。
しかし、誰しも自分を
海外で落としたわけではありません。
自分の性質は自分の中にあります。
外部から刺激をもらうことも大切ですが、
自分と向き合い観察することも
同じくらい大切です。
深く自分の心を観る。
そうすることで「本来持っている」
光り輝く個性に気づくことができます。
「明珠 掌にあり」
本当の宝物は遠くにあるのでなく
掌(手の中)にある
心と向き合う時間の中で、
自分の特性(明珠)が見えることも
大いにあります。