スキマバイト「タイミー」の介護職利用。介護人材不足の新たな一手と利用者の「気持ち」
人材不足が喫緊の課題となる介護・福祉業界。
その中でスキマバイト『タイミー』の介護職利用が広がっています。
【記事の概要】
【「介助の手」を埋める手立てはある】
この記事から言えるのは
「『介助』の手を埋める手段はすでに用意されている」
ということです👨🏻🏫
スキマバイト「タイミー」に限らず、介護分野の日雇サービスには「カイテク」や「イチロウ」など様々あります。
それらのサービスを活用すれば、施設側は人材不足を埋められ、介護職側も気負いなく働ける為、お互いのニーズに合っています。
[一億総介護職時代へ向けて]
介護職の日雇いサービス、すなわち「介護・福祉の『副業』化」は、日本の人口動態や他責思考に陥りがちの現代日本においては避けられない事態と言えます。
2025年には約30万人、2040年には約57万人の介護人材が不足すると予想される中で、介護・福祉を専業のみで運営することは困難と言えます。
このまま介護人材不足が進めば、やがて
「自分の家族を無料で介護するか、他の家族を有料で介護するか」
といった選択を迫られる事態、『一億総介護職時代』へと向かうことになるでしょう😳
いまや介護・福祉の問題を同分野だけで解決しようとすることには無理があり、誰もが生活の一部に「介護・福祉」を取り入れなければ社会が回らなくなるでしょう。
それは物理的な問題以上に精神的な問題を引き起こし、一人ひとりが「自分が生きること」(=生命の価値)の本質的な意味を見失い、快楽を求めて
「今だけ金だけ自分だけ」の『自分狭窄』
に陥る人が増え続けることにもつながります😨
【利用者の「気持ち」はどうなのか】
そのことが一番良く現れているのが、一番肝心となるはずの「利用者の気持ち」に関してあまり語られていないことです😳
また検索してみても
「利用者がどのように感じているか」
といった外部評価は見当たらず、ここでも『介護』が置き去りにされ『介助』が独走する「近年の介護・福祉」の特徴が現れています😔
もちろん介助の手が潤うことはありがたいことなのですが、それによって『介護』の手が緩まるのであれば、長期的に見ると介護・福祉分野の衰退、もっと言えば社会そのものの衰退を意味します😶
何故なら介護・福祉が取り扱うものが
『生命の価値』(「あなたの生命は、ありのままで大切です」という利用者側の『実感』)
であり、介護の手を緩めて日常生活上の困り事(=介助、支援)ばかり厚くすると「生かす/生かされる」ことばかりに焦点が行き、生命の価値に優劣をつける流れとなるからです😢
その為、介助の手を増やすのと同じく介護の手を増やし、守る必要もあるのです。
【まとめ】
今回はスキマバイト「タイミー」の介護職利用についてお話ししました。
こうして企業が社会問題解決に向けて動いてくれるのはありがたいと思う一方で、大切な「サービスを受ける側の気持ち」についても公平な意見を取り上げてほしいと願います。
特に高齢者介護においては、刻一刻と「天寿全うまでの期限」が迫る中、その日限りの出会いを「介助」だけで終わらせられる利用者の心中は如何程のものか。
「そんなこと気にしていたら介護の仕事なんてできない」
という声もあるかもしれませんが、そこを気にせずに行う介助とは、何の、誰のためなのか。
これだけ複雑化する近年の介護・福祉は今こそ基礎に立ち返る時期だと思います😊
今回もここまで読んでもらい、ありがとうございます☺️
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