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TEDx Adam Grantの ”Are you a giver or taker?”を聞いて

今回はよく聞くギブアンドテイクのお話。どちらが社会で成功者となりやすいのでしょう?

世の中に人間ははギブアンドテイクの面からギバー、テイカー、マッチャーの三種類に分けられるといいます(一部サイコパスと呼ばれる部類もあるが)。ギバーとは相手に何か利益を与える人、相手の成功を手助けするような人達です。テイカーは、自分の利益だけを考える人です。マッチャーはそのどちらもを兼ね備えた人間です。それらの中で学業の成績や、セールの業績などが最も悪かったのが、ギバーでした。

では、最も成績が高かったのは誰でしょうか。

テイカーではありません。彼らは短期的な伸びはありますが、長期的には足元をすくわれます。実は、最も成績がいいのも、ギバーだったのです。ギバーはもっとも成績が悪い人も多い一方で、最も成績がいい人もほかの2種に比べて圧倒的に多かったのです。企業家として成功しているの多くが口にする、まず相手に何を与えるべきかを考えた仕事をする必要があるというのも、これで納得できます。

では組織は、どうすれば生産性を挙げられるのでしょうか。ギバーのみを組織に取り入れることでしょうか。いいえ、それはテイカーがいるときの2~3倍の悪影響があります。ここでスピーカーはある例を挙げます。

人々は、人当たりの良さで、ギバーかテイカーかを見分けているようですが、それは実際には相関がありません。そこで、4つのタイプにギバーとテイカーを分類する必要があります。人当たりのいいギバー、人当たりの悪いギバー、人当たりのいいテイカー、人当たりの悪いテイカーです。ここで当然ながら排除すべきは人当たりの悪いテイカーです。しかし、私たちはそれを見分けるのが非常に苦手です。人当たりの良いテイカーを排除するにはどうしたらいいのでしょうか。

ここでスピーカーはある質問をするべきだと言っています。「自分のキャリアにとって大きな影響やいい影響を与えた人物を4人挙げてください」と聞くのです。すると、テイカーの多くは自分より立場が上の人を必ずと言っていいほど挙げます。これがどういうことを意味するかというと、テイカーは自分より下の人を利用して、上の人ばかりにペコっており、下の者のことなど気にも留めていないということです。そうすることで、うまくテイカーをあぶりだし、排除していくことが組織の改善につながるとスピーカーは言っています。

他者の成功を第一に考える。私は、このトークを聞いてまだまだテイカーだったなと感じたので、ギバー的要素を持てるように、このブログも書いていきたいなと思う次第でした。

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