![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/171375896/rectangle_large_type_2_508d90c81166a2f47ca75f013c4aaba4.png?width=1200)
『Raccoon Dog Library』のレビュー巡礼が目指していること
唐突ながら、私589はかねてより『真面目にふざける』を信条として生きてきましたので、『朱鳥の鳴くころ』のような文章を真面目な顔で書いていますし、その心はニヤついています。
ひとつ前の記事で、Project ARKsに紐づく自作小説を取り上げました。
自作の『レビュー巡礼』は想定していませんでしたが、奈良を舞台とした『ご当地小説』ですので、奈良の写真を『みんなのフォトギャラリー』からピックアップすることは趣旨に合うだろうと思い直しました。
「小説家になろう」ではなく、『結び目になろう』がスローガンなのでね。
「観光」から「探訪」へ
創作において私が地元・奈良を題材とするのは、イメージが固定されがちな「観光地」を違った目線で再解釈する文化を醸成したいからです。
最近「私は奈良派」が増えてきたように感じる。
だったら『私は奈良生』もアリじゃろ?
それゆえ『与えられるエンタメに飽きたら奈良行こう』と呼びかけ、「#奈良公園以外の奈良」とハッシュタグを付けてみたり、マガジンを用意したり。
もちろん出身者や在住者だけでなく、学生時代を過ごしたり、仕事をされている方も『私は奈良生』です。
そういった時間を過ごしていれば、もう奈良に生えてます。
草も生えた方が良いんじゃないですかね、地球的に。
![](https://assets.st-note.com/img/1737704074-mUZIlSvrzCigo0XT69PD2ARL.jpg?width=1200)
創作と現実の境界領域に遊ぶ
現実の事物をnoteで取り上げ、創作的にカクヨムで描き、さらに他者視点の「奈良」についても融合(引用)していきます。
つまり作品(記事)であると当時に、文化的ムーブメントを起こすための「文章」としても位置付けています。
繊維を撚り糸に、撚り糸を織物に、そうして独りでは作れない世界を協調的に広げていくことを目指します。
……『Raccoon Dog Library』のレビュー巡礼は『Endless Knot航海前夜』(「かなえたい夢」企画参加)の実践的取り組みです。
……(中略)……
ARKsとはAdaptable Researchers Knotの略記、そして複数形で、「いくつもの可変的な結び目」を意味します。時代の風を受けて進む帆船の帆の織り目であり、多様な構造色を魅せるのが特徴です。
『Raccoon Dog Library』での作品紹介や『みんなのフォトギャラリー』の利用には、そのKnotを紡ぐという意味合いを込めています。
さらにレビュー巡礼は自ら発見する面白みを伝播する文化形成を目指しています。そのために空想設立された『Raccoon Dog Library』の架空の運営団体『イコマタヌキ舎』は、奈良は生駒に存在します。(妄想)
そして『イコマタヌキ舎』の代表イコマタヌキをはじめ、メンバーのハチドリとカメレオン、狸みたいなオオカミ、そして私、589は、この空想が現実になることを夢見ています。
そういえば創作界隈では、新たな作品やクリエイターの発掘作業を「スコップ」と呼ぶみたいですね。
(カクヨムでそう表現されていますが、どこでも一緒なんでしょうか)
そうだKnotになろう
土地に根差した視点は思いがけず面白い。
一方で、住んでいても意外と知らないことが多いものです。
ですから自分の暮らし、あるいはちょっと外側の片隅に目を向けると、自分にしか書けないものが生まれたりします。これは奈良だけではないはず。
そうやって「ある土地」を『境界を繋ぐ媒介』として視ることで、縁の中でもより深まり、「その土地」を知りたい人にとっても「広告的でないリアル・ディープ」を楽しむことができるだろうと。
「ある作品」についても、これと同じ文脈で語ることができるはず
ちなみに、読んで読んで読みまくっている人が書く文章は面白いです。
もちろんレビューも信頼に値します。その逆も然り。
いずれも山ほど目の当たりに……だからこそ、前者を目指しています。
カクヨムには「何を読んで、どうレビューしたか」がセットで存在します。
システムの構造上、1つの作品に対して、複数の、つまり多視点のレビューが並ぶので、めちゃくちゃ良いテキストです。
特筆すべきは、レビューを読んだその足で作品を読み、作者とコミュニケーションを取ることが一気通貫で実現することでしょうか。
(最近やけに「ワンストップ」って言いたがるよね)
つまり「素晴らしいレビューの書き手だ。この方の作品は面白いに違いない」と、そのレビュワーの作品を読みにいくこともある、ということです。
経験を積んだ研究者も論文以外で「この研究者は面白そうだ」とアプローチすることがあるだろうけれど、創作の界隈はより顕著じゃないでしょうか。
いいなと思ったら応援しよう!
![綺世界探訪|Magic Tourism](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/154253826/profile_22abaae2f654a5d05618b2cbf0713a5b.png?width=600&crop=1:1,smart)