シニア層未婚男性について考えたこと
70代で未婚だという男性と話す機会があった。その人に興味はなかったが、勝手に話し出したので聞いていた。
20代から転勤族で勤めていた企業を定年まで働いた。定年前7〜8年間付き合っていた女性がいたが、父親が亡くなったのを機に九州から関西の実家へ帰ることになり、その女性と別れたとのこと。
そして実家に帰った後しばらくして別の女性と6年ほど付き合ったが、彼女は不幸にも病気で急逝されたとのことだった。
だから、自分は未婚だけれども恋愛に疎いとかそういうわけではない、とのことだった。
知らんけど。
「結婚も考えて長年付き合っていた彼女が、亡くなってしまったので未婚なんです」
そう言った男性が過去に他にもいたなと思った。ふたりいたな。40代と50代だったが。
これはどういうことなんだろうか。
シニア層未婚男性が共通して持っている『事実』かもしれないが、「こういうことにしておけば、『未婚であること=恋愛不適合者』ではない、と女性に思ってもらえるだろう」ということかもしれないと思えた。
危険なのは、ひとりの女性と長年付き合った経験はあるが、結婚出来ずに、その前に彼女は居なくなっていること。本当に亡くなっているかは別にして、結婚には至っていないことを考えるべきかと。
男性は安全材料として女性に「自分は長年付き合うことが出来る存在だ」と言っているのだろうけれども、女性は「長年付き合っても結婚に踏み切れない男性」だと認識すべきなのではと思う。
結婚して子どもが欲しいと考える年齢層の女性は、こういったやさしげな男性に貴重な時間を奪われないようにしてほしいなと、ふと思った。
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