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読書感想『Fate/strange Fake 9巻』※ネタバレ注意


今週読んだ本は著作成田良悟のFakeシリーズ第九巻『Fate/strange Fake 9』でした!
今年の三月にでてたんですね~。ペルソナ3やFF7Rで全く追えていなかった…
このシリーズは結構間隔空いて出るので前回の内容がいつなのか全く思い出せない。調べたら前の巻は2023年の2月だそうです。そういえばこの感想書くやつは2023年の4月から始めたのでそう考えるととても昔なんですね…

前巻の内容としてはイシュタルvsみんなという内容だったのは覚えていて、キングハサン擬きに興奮し、エルメロイ教室に興奮したのを覚えています。


というわけで九巻。イシュタル陣営が崩壊したところからスタートなので、わかりやすく今戦っている陣営をまとめると
・エルメロイ教室vsティア・エスカルドス
・ヒッポリュテvsアルケイデス
・コーデリオンvs警官隊
・シグマvsファルデウス
・ハサンちゃん&ジェスターvsライオンハート

ってところですかね。これに昏睡ギルやエルキドゥ、敗戦フワワ、ペイルライダーと椿、そしてWプレラーティーにハンザ・セルバンテスとまだまだたくさんいる……わけです。

これらが同時進行的に展開されるのでこれは完結してから一気に読みたいなぁと思いますね。一年おきに刊行されるのでは覚えていられないです。


今回の巻も目玉だらけですね。
まずはなによりギルガメッシュの帰還。
エルキドゥなどに関係なく神を排斥したアルターエゴとしてのギルは正直どのバージョンのギルよりも怖さが勝るというのは驚きですね。
少年ギルをより純度高く人々のための存在に近づけたらこうなってしまうのですね。異質すぎてびっくり。しかも単純に強そう。
このギルがどう関わるのか最終巻が楽しみです①


そして次は獅子王のマスターであるサジョウ・アヤカの本体について。
これもまた衝撃。
まさか本人が恐れる赤ずきんそのものだったとは。しかもその正体も過程もまたなんとも悲しいというか最悪な嚙み合いが起きてましたね……
軽い催眠が最悪の事態を巻き起こし、今にいたる。アヤカがどう立ち直るのかそしてどのような結末に至るのか、最終巻が楽しみです②


次は今回の黒幕兼荒らし役のWプレラーティーについて。
これまた驚きの設定でしたね。女神アーテー。ギリシア神話において狂気の象徴、wikiによると破滅・愚行・妄想を表す神らしいです。
神の残滓として人々に寄り添い続けたという設定は素晴らしいと思いました。ギリシア神への信仰は時代によって一神教に移り変わってしまいましたが、いつの時代も人の狂気というものは変わりませんものね。
そしてジル・ド・レェの狂気を見届けて一応はこの世を去る。大量の本を残して……なんて最悪な奴なんだ(笑)。それはそれとして設定として凄すぎる。なんか本体の方が死にかけてますけど、どのように物語を荒らしていくのか最終巻が楽しみです③


お次はアルケイデスvsヒッポリュテですね。
ヘラクレス十二の試練、その第九番目。まさしく神話の再現、因縁の対決。
なぜかアルケイデスが残留していたグガランナを取り込んでしまいましたが(グガランナ君なんかずっとかわいそうでしたね)ただでさえ強かったアルケイデスがより強くなってしまいました。
それに対するヒッポリュテもエクスカリバーに匹敵する()力を身に宿しまさしく激突する策略とか関係なく一番こうする戦いはこの陣営でしょうね。
ここの神に等しい存在の激突とそこに干渉するアルターエゴギルがどうなるのか最終巻が楽しみです④


そしてこちらは戦いとしては完結したティアvsエルメロイ教室について。
エルメロイ教室の紹介として最もよく聞くのは『典位と色位がゴロゴロいる』だと思うんですけど、ここまで自身の能力への理解を高めて、その上で最高峰の魔術を各々が使いこなし、そしてお互いに最高の組み合わせ方をすると英霊級の存在にすら届きうるってのはまさしくあの教室の見ていて楽しいところですよね。やっぱり魔眼からビームはでるんだ!
エルメロイ2世の冒険の続きもそろそろ読み始めないとな~。
ティアはこの先どうするのか、そしてフラットはどうなるのか、エルメロイ教室及びグレートブリテン先生は結末にどう関わるのか最終巻が楽しみです⑤


ここからは戦いが始まる描写だけがなされたものですが
まずはライオンハートvsジェスターvsハサンちゃんvs教会ですかね。
おそらく令呪の影響でハサンちゃんvsライオンハートになるんでしょうけど、そうなると死徒vs教会なんですかね。
ライオンハートに関してはまだエクスカリバー周りの能力しか出てないし、なんなら過去回想などもあるといいなあと楽しみにしています。やっぱり獅子心王は功罪の罪の部分も結構多い人物ですし、闇が見れるといいですね。
こちらも最終巻が楽しみです⑥


そしてこちらも戦闘が始まる描写があっただけですが、シグマvsファルデウスですね。
大聖杯の隣で戦うというのはFate/Zeroの名シーンを思い出します。
切嗣の息子らしくやっぱり正義の味方側に立ってしまっている所が微笑ましいですが、ただのウォッチャーで戦いはどうするのかが楽しみですね。
ここは人形遣いvs魔術使いの戦いになるんですかね?となると変則的でもケイネスvs切嗣の再現になりそうでそういう面でも最終巻が楽しみです⑦


そしてこちらも魔術戦(両者異質な宝具つき)になるでしょう。バスティロットvsオーランド。オーランドとデュマの最後の会話は洋画を見ているかのようなかっこよさがありますね。
アレクサンドルデュマも最後に大仕事があるでしょうし、この両者の戦闘と合わせて大きく結末に関わるでしょうし最終巻が楽しみです⑧


大きくはこんなところでしょうか?
エルキドゥやフワワの結末⑨や魔術協会やゼルレッチ⑩などを入れるとこれが10巻で本当に完結するの…?と訝しんでいます。
軽くまとめただけで10個もの結末が気になっていますがこの最大の聖杯戦争はどう収着するのか本当に予想ができません。

次巻は恐らく一年後とかになるでしょうし首を長くしてまってますかね……


というわけで『Fate/strange Fake 9巻』でした。
これ書きながらアニメのほうも見たんですけど、アニメ放映はいつになるのかこちらも楽しみですね~

次に出る感想はジョージオーウェルの1984年になると思います。


それでは最後まで読んでくださった方いらっしゃればありがとうございました。
著者Twitter:まがしき @esportsmagasiki

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