映画感想『劇場版モノノ怪 唐傘』
というわけで今週出す感想は『劇場版モノノ怪 唐傘』です。
実は『デッドプール&ウルヴァリン』と同日に見ていたんですが、感想を書けず、そして8月5日から10日まで旅行に行っていたのでこんなに時間がかかってしまいました…
旅行中に実はアニメも見始めており、どっぷりと世界観にはまってしまいました。
本当に面白かったし、美術や世界観の作り方が本当に凝っていて素晴らしかった…
間違いなく今年見たアニメ作品の中でも最高傑作のひとつだったと言い切れます。
作品の美術がまず本当に素晴らしくて、一枚の絵どれをとってもめちゃくちゃ美しいし作品の世界を作り上げ当ていて、それを活かすテンポ感や声優さん方の演技、音楽などが組み合わさり唯一無二の世界観を作り上げていました。
アニメをみて思うんですが、今回の映画の物語はモノノ怪という作品において結構特殊なんだなと思いました。
妖はたいてい人間の負の感情を利用して出てくているのがアニメ版だと思うのですが、(例えば座敷童子とかは女将さんの負の感情、海坊主なんかはあの僧侶の感情など)今回の物語は負の感情を持った奴が殺されていて、感情を捨ててしまった人が変化してしまったという話でした。
自分が大切にしているものを捨ててしまった過去の側室が生きることに苦しくなってしまい身を投げる、そして同じように大切なものを失い、『渇いて』しまった人が次々殺されるというお話でした。
そしてその大切なものとは友であった。という女の子同士の美しい関係性がテーマで見終わったときにはすっきりと晴れやかな感じでした。
櫻井さんが降ろされた作品でしたが、神谷さんは流石でした。
ただ、アニメをみるとやっぱりこういう怪しいキャラは櫻井さんのほうが怖さがあります。神谷さんのほうが寄り添ってくれそうな感じがしますし、そういう意味ではこの唐傘にはあっていたのかもしれません。
そういえば唐傘お化けについて調べたのですが、有名度に反して伝承が少ないらしいです。そういわれてみれば見た目に反して怖い話聞きませんよね。
付喪神の一種ということで抜擢されたということなのでしょうか。大切にしていたものをぞんざいに扱ったら現れる妖怪、そういわれればぴったりな気がします。
というわけで、『劇場版モノノ怪 唐傘』でした。
アニメも見ているんですが(実際これを書きながら隣で鵺を流していました)、アニメの感想は大部分においてこちらと同じようなことを書きそうなのでやめておこうと思います。
次に出る感想は『ブレイド』だと思います。1、2、3でまとめようか1だけでだそうか悩んでいます。
マーベル作品全部一作ずつ書いていたら今月大変なことになってしまうなあ、と思いつつ『ブレイド』がめちゃくちゃかっこよかったのでやっぱり分けて出そうかな…
それでは最後まで読んでくださった方いらっしゃればありがとうございました。
著者Twitter:まがしき @esportsmagasiki