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映画感想『劇場版ウマ娘 新時代の扉』※ネタバレ注意

今週見た映画は公開日からずっと見たかった『劇場版ウマ娘 新時代の扉』でした!
推しウマ娘であるアグネスタキオンも出るということで公開日から見たかったんですが、色々と重なり一か月も経ってしまいま経ってしまいました。
でもこれ見た後にダービーなんか見てたら物凄い賭けていたんじゃないかと恐ろしくなります(笑)。

今回の主役はジャングルポケットです。そして舞台は2001年クラシック。前年のクラシックはエアシャカールとアグネスフライトの年であり、なにより前年の古馬王道を完全制覇した世紀末覇王テイエムオペラオーの熱狂が残る時代です。
ダービーにも外国産馬が出れるようになったり、21世紀の競馬史のスタート地点というまさしく新時代の扉、舞台が揃いまくっている(笑)。


ジャングルポケットは確かに主人公向きだなと思いました。無敗でたんば杯に挑み、同じく無敗のタキオンに完敗する。
そして結局皐月賞でも全く届かずタキオンはそのまま引退してしまう。ただダービーは勝つが菊花賞では負けてしまう。
ただダービーと同じ舞台であるジャパンカップに三歳で勝つという偉業も成し遂げている。

ここまで盛り上げやすい競争キャリアを持った馬もなかなかいないな、とこうやって物語になると改めて感じます。


調べてみたところジャングルポケットとフジキセキの関係性というのは、育てた方々、ジョッキーが同じというところで、出ていればクラシック取れたといわれているフジキセキで取れなかったクラシックを、それもダービーを取ったという話がもとになっており、見事に生かされた脚本なんだなと思いました。

天才として順調に勝ち上がり、自分以上の天才に圧倒的に打ちのめされ、そこを乗り越えて勝つ。
20世紀の王を蹴散らして21世紀の最初の最強として名乗りを上げる。
なにより気性の荒さや直線一気の勝ち方などもまさに主人公!と史実を知っているのに改めて感動する良いストーリーだったなと思いました。

アグネスタキオン推しとしては終始ヒールの立ち回りだったタキオンなので不気味なキャラになっていた気がします。カワイイ部分というよりはマッドなサイエンティストな感じでしたね。
それにしてもやっぱりこの馬はこういう絶望を与える立ち位置に置いていい化け物競走馬ですよね(全レースを見ながら)。
鞭の概念がないウマ娘ですけれど、新馬以降鞭をうっていないという事実を活かしづらいのが悲しいところです。


そしてやっぱりウマ娘の良いところは『走れなくなってしまった競走馬のIF』を描けるところですよね。
まずなによりフジキセキ、そしてアグネスタキオン、競争人生の短さで言えばマンハッタンカフェももっと走っている姿を見てみたかったです。
映画の最後で彼女らが再びターフに向かう姿を描けるというところが本当に良い。めちゃくちゃ感動した。
ジャパンカップでタキオンに語り掛ける演出やタキオンがまた走りたいと思う演出、やっぱりこれこそがウマ娘の醍醐味ですね…

本当にいい映画だった……


本当に一年ぶりくらいにウマぴょい伝説を聞いたんですけど、こんなにエンディング向きの名曲だとは…
オーイシさん作曲のOP、ウイニングライブと合わせて、音楽面も最高の映画でした。



というわけで『劇場版ウマ娘 新時代の扉』の感想でした。
本当に普通にいい映画でものすごく余韻に浸っていました。改めてタキオンやジャンポケのレースを見返したもしてます。
そういや2001年ダービーは勝ち馬がサンデーサイレンス、二着がブライアンズタイム、三着がトニービンという意味でも日本競馬の新時代を象徴している気がします。

映画館また行きたい…一度行くともう一回行きたくなる。

次に出る感想は、美少年探偵団になると思います。読み終わっているので時間さえあればですね。今読んでいるのはサイコロジカルです。これもまたいずれ。

ついに物語シリーズアニメまであと三日ですね!
これも毎話感想出しちゃおうかなと思うくらい舞い上がっています。


それでは最後まで読んでくださった方いらっしゃればありがとうございました。
著者Twitter:まがしき @esportsmagasiki

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