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東京入星管理局4巻感想!(一部ネタバレ含む)

ワーっ ワーっ

ゴ神託!ゴ神託!
東京入星管理局の新刊が発売!!!

東京入星管理局 4(窓口基/MeDu COMICS/ジーオーティー)

失礼、喜びのあまりさえずめく絵本の民か、ロッカーに住まう時計とビデオ会員証を崇める民みたいになってしまいました。

東京入星管理局は窓口基先生によるSFアクション漫画。

女子高生コンビのラインとアン。

彼女たちの仕事は入星管理局のエージェントとして、地球に居座る凶悪な違法宇宙人を取り締まること。
一筋縄じゃ逝かねぇ悪党共が跳梁跋扈する中、ラインの銃がブっ放されるッ!
JK×宇宙人×ドンパチ!暴力SFバディアクションここに推参!

MeDu COMICS作品掲載ページより引用

最高のストーリーだ…素晴らしい…

未読の方に分かりやすく説明すると女子高生版【メン・イン・ブラック】だ。宇宙犯罪者を取り締まる国家秘密組織、「東京入星管理局」に勤める女子高生コンビのラインとアンの活躍を描く。

毎度不法な滞在や違法犯罪をする外星人が起こすドタバタの処理をしていくのだが、
人間拉致ってバ美肉させた挙句スナッフビデオの撮影配信しだすスペースサイコとか、
東京タワーと駆け落ちするために地球に不法入国してきた他星の王子など、
癖が強く情報量が多い宇宙人ばかりで収拾がつかない。具材入れすぎてチェレンコフ光発し始めた闇鍋みたいになってる。
しかも地球に比べてべらぼうに技術力が高いため世界の危機になることもしばしば。ノリと勢いで地球に危機をもたらすな。

そういう意味ではビヨンドが宇宙人に変わった【血界戦線】ともいえるかもしれない。

さて今回、この記事を書くに至ったのはこの東京入星管理局が掲載されているコミックサイト、MeDuツイッターアカウントにて、東京入星管理局4巻の発売を記念して、好きなエピソードとその理由をツイートしよう!というキャンペーンがツイートされたからである。

しかし残念ながらツイートの140文字の中に感想をねじ込めきれなかったためnoteにて記述するという力技を敢行することにした。

という訳で東京入星管理局4巻の感想を語らせていただきます。文章を全く書いてこなかった人種なので乱筆乱文にはご容赦いただければ幸いです。

エージェント ロズ最高!!

さて、今回筆(キーボード?)を執った最大の理由は、やはりエージェントロズ(表紙の女性)のオリジンが描かれていることだ。

1巻から登場しているものの、左半身に浮かび上がる模様や、何故エージェントになったか、どんな能力を持っているかは語られず、謎であった。しかしこの4巻でこれらの謎に加えさらにオリジンとバディの結成と怒涛の掘り下げがなされた。

見た目が大変好みだったのでいつか出番の多い回来ないかな~と思っていたが、こんなに来るとは思わなかった。急な供給でオーバードーズするかと思った。

そして始まったエージェントロズのオリジン、FILE.24 TWO MATCH。
エージェントとして活躍する前のロズさんが登場するわけだが、

東京入星管理局 4 58ページより引用(窓口基/MeDu COMICS/ジーオーティー)

うっそだろ、めちゃくちゃ今と正反対の見た目じゃん、最高です神に感謝

このころのロズさんはいいことも悪いこともそこそこで振り幅の少ない、バランスの取れた、つり合いが取れた生活を信条としていたが、
外星人にアブダクション(誘拐のことを指す。キャトルミューティレーションではない。)の上改造を施され、体から【不運を切除】され、爆運体質となってしまう。
そんな時に任務で出会ったのは、人体実験によってロズ同様、異常体質になってしまった少女。ロズは彼女を保護し、後にバディを組むのだった。

まずエージェントロズの変化がしっかりと描かれており、元のまじめな性格から現在の大胆で明るい性格への変化に説得力があり、見ていて非常に満足感がある。
爆運であるが故の葛藤、そして人生の意義の喪失や決して戻らない過去への悔恨がよりキャラに深みをもたらした。最高
そしてそういった葛藤や悔恨を共有できるバディとの出会い。たまんねぇよなぁ!!!
また漫画の描き方もうまく、ダイナミックな構図やページ全体で時間経過や位置関係を直感的に理解させる作画は見事の一言。

またタイトルのTWO MATCHはどうやら造語のようで、過剰な、余剰の、どぎついという意味の too match の too を two に変え、二つのものが過剰になっている、
つまり宇宙人に改造されるという不運と爆運体質の獲得という幸運が両極端であるということと、
ロズと保護された少女、エージェントウェルが非常に相性がいいという意味での too match のダブルミーニングになっている。おしゃれ…!

そして次の話、3年後の現在が舞台の【Butterfly&effect&cause】ではエージェントロズとエージェントウェルがバディアクションを繰り広げ、そして過去の清算も果たす最高の回があるので是非購入して確認していただければ幸いです。私はこのせいで気弱なデカ女が性癖になりました。

そんな東京入星管理局はコミックサイトMeDuにて絶賛連載中、そして2023年4月14日現在、File1~5話、File12、13話、File15、16話、そして今回感想を書いたFile24、25話が掲載されている。まずはここから是非読み進めて気に入ったら購入を検討してほしい。

また著者窓口基先生のツイートからも一部読むことができるので是非チェックしてほしい。

語りたいことは尽きませんが、今回はここまでに致します。
面白いので是非読んでほしい。紛井独訝でした。


追伸
エージェントCの武器、動き方と握り方的にイカレた銀髪の蜘蛛の蜘蛛の糸......…?何者なんだ、あの人......…


#今こそ読みたい神マンガ #マンガ感想文 #東京入星管理局

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