ネット時代は、著作者が一番強くなれるいい時代だけど、著者からクレームがきたら素直にコラムを消そうと思う。

私が宣伝会議賞を受賞したころは、まだネットが今ほど
いきわたっていませんでした。
マスコミ業界や広告業界の人達と雑談すると、すぐ、
誰かが、「それ、いただき!」と言いました。
雑談の中で誰が言ったかもわからない言葉は
その言葉を最初にメディアに出せる人のもの
でした。
つまり、雑談で誰かが言った言葉は、その言った
本人には、何も権利がなく、結局、それを紙面に
載せられる人とか、メディアに出て言える
上の立場の人が考えた言葉、のように
世間に認識されていました。

私が宣伝会議賞で受賞した時も、
私の最後の「〇〇〇!」というフレーズは、
私の課題企業以外の商品のキャッチコピーにも
使われていて、人気芸人さんも番組内で
言っていたのには驚きました。
テレビの構成作家の人も、宣伝会議賞は
みていたのですね。
まあ、宣伝会議賞で私の言葉だと公に
知られているから、むしろ、うれしかった
ですけど。

でも、ネット時代になって、一番うれしかったのは
元ネタの言葉が誰のものか、時系列で、はっきりする
ようになった、ということです。
初めに、その言葉を誰が言ったか、無名の
人でも、メディアに出ない人でも、その人が
ブログを書いていて、誰も言う前にブログに
その言葉があれば、その人が元ネタを考えたと、
誰に目にも明らかになったことです。

ネットの時代は、著作権がすごく大事な時代だ
と思って、私は自分がコラムを書いている時、
同じサイトにいた、弁理士の先生に、著作権の
ことを勉強させていただきました。

私のコラムを見て、先生が、注意点をくれたりして
半年間勉強しました。
最初、本名で弁理士さんにいったら、
「うちは個人は受けていません」と速攻断られましたが、
私の当時のコラムペンネームをいうと、
「なんだ、それを早く言ってよ」といって、
教えてくれました。
ただ、このnoteの著作権のページでも言っているように、
とにかく、著作権はグレーゾーンが多い。

私のコラムの中でも、本に書いている内容の引用でも、
本の著者が著作権侵害だ、とか言ってきたら、
その時は素直に、そのコラムを消そう、と
思っていましたが、
それを言ってくる人はいませんでしたが、
たしかに、私のコラムでも、グレーゾーンな
ところはある、とは思います。


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集