Vol.3 美唄って何があるんだ?(20代男性の偏見です)〜地域おこし協力隊の着任前〜
今日は、美唄に来る前に僕が抱いていた美唄の印象を共有させてもらえたらと思います。
実はこれを書いている現時点で、すでに美唄に来てから1ヶ月以上経ってしまっていますが、外からの視点を忘れないためにも、できるだけ早いタイミングで記録として残しておこうと思います。
地域おこし協力隊という色眼鏡を掛けているので、偏っているところやもしかしたら間違っているところもあるかもしれませんが、いち20代男性から見た「美唄」ということで、こうやって見ている人もいるんだぐらいに読んでいただければ嬉しいです。
①名前しか知らなかった
はじめて地域おこし協力隊の募集でびばいと聞いたときは、名前は聞いたことある!というのが率直な反応でした。
北海道のどこらへんにあるかわからないし、漢字すらもぱっとは出てこなかったです。(すいません!勉強不足でした)
育ちは北海道ではありませんが、4年間は大学で札幌にいたはずなのに。
決して誇れることではないですが、今でも北海道の市町村の中で聞いたことある地名は半分くらいなんじゃないかなと思います。
ましてや名前を聞いて、位置と何か一つでも連想できるまちは2〜30市町村ぐらい、、
②美唄=焼き鳥
周りに美唄というと、道外の人はほとんど知らず、北海道の人は焼き鳥が有名とだけ教えてくれました。
簡単に調べてみると、北海道の中では札幌から比較的近い!(本州の感覚で言うと、1時間車を走らせれば隣の県に行けてしまうので近くはないです。笑)
でも目的地として行ったことはないし、おそらく旭川とかの途中で通ったことはあるはず、、人口も2万人いて北海道の自治体の中では、小さい方ではないなぁ。
③炭鉱文化が根付いている
改めてちゃんと調べていると、どうやら旧産炭地らしいということがわかりました。
良質な石炭がとれ、最盛期は9万人を超える人達が美唄に住んでいたということも。
当時北海道一児童数が多かった小学校が美唄にあったという事実にも納得です。
過酷な労働のかたわら、サークル活動等も盛んに行われ、文化も東京直輸入。
その中で偶然か必然か、世界的彫刻家の安田侃さんが出てきて、美唄にはアルテピアッツァという芸術広場があるらしい。(イタリア語でアルテが芸術で、ピアッツァが広場)
自分たちとは遠いと思っていたけど、札幌駅で待ち合わせに使っていたという方も多いのではないでしょうか。そう、あの”白いオブジェ”です。(妙夢(みょうむ)という作品です。)
そのような文脈の中で、今では美唄と言えばの焼き鳥も生まれてきたようです。
他にも全国に2つしかないせき損センターの一つがあったり、障害者雇用に積極的に取り組んでいる企業もあることがわかりました。
④農業も忘れちゃいけない
そしてなくして語れないのが、農業。
日本一おいしいお米を選ぶコンクールで金賞を受賞したお米をはじめ、全国屈指の出荷量を誇るアスパラや、収穫量日本一のハスカップなどの農業が盛んで、まさに食の宝庫です。
⑤他にも色々あるぞ
近年は、除雪の冷熱を利用したホワイトデータセンターや、北海道初の独立リーグに所属する美唄ブラックダイヤモンズが注目されています。
マガン(鳥の一種)の寄留地として有名で、ラムサール条約に登録されている宮島沼というのもある。
外から調べただけでこの量の特徴が揃うまちは、そんなに多くないんじゃないかなと思います。
なので早く美唄に行くのをすごく楽しみにしていました!
次回以降は、実際に美唄に来てまちを回ったことで印象がどう変わったのか、そしてどういう体験を経てまちの見え方が変化していくのかをリアルタイムでお伝えできたらと思います!