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エレン・マッカーサー財団が描く循環型経済の未来〈サステナ学習帳#115〉

持続可能な未来を目指す経済モデルとして注目されているサーキュラーエコノミー。その普及をけん引しているのが、エレン・マッカーサー財団である。この財団は、廃棄物を出さず資源を循環させる経済モデルを提唱し、多くの企業や政府、非営利団体と連携して活動している。本日は、エレン・マッカーサー財団の概要について確認したい。

【エレン・マッカーサー財団とは?】

エレン・マッカーサー財団は2010年に設立。サーキュラーエコノミーの推進を目的とした非営利組織である。創業者のエレン・マッカーサーは、世界一周ヨットレースでの経験を通じて地球資源の有限性を痛感し、この財団を設立した。財団の活動は、研究や教育、企業や政府との連携を通じて、廃棄物ゼロを目指す経済モデルの実現を支援している。

【国際ネットワークCE100】

財団が運営する「CE100(Circular Economy 100)」は、サーキュラーエコノミーの実現を目指す企業、政府、研究機関、NGOなどのネットワークである。ここでは、参加者が共同でプロジェクトを進めたり、ベストプラクティスを共有する場を提供している。グローバル企業や中小企業が参加し、各業界での取り組みを加速させている。

【サーキュラーエコノミー実現にむけた三原則】

財団は、サーキュラーエコノミーを実現するための三原則を掲げている。

1. 廃棄物と汚染を設計段階で防ぐこと
2. 製品と資材を長期間使用すること
3. 自然システムを再生すること

これらの原則は、リサイクルを超えた新しい経済モデルを構築し、資源の無駄を最小限に抑えることを目的としている。

【プラスチック問題への対応】

特に注目されているのが、財団の「ニュープラスチックエコノミー」イニシアチブである。このプロジェクトでは、プラスチックの設計、使用、再利用の方法を見直し、循環型の仕組みを導入することを目指している。世界的なパートナーシップのもと、再利用可能な包装の採用やリサイクルシステムの整備が進められている。

【まとめ】

エレン・マッカーサー財団の活動は、単なる環境保全にとどまらず、経済と持続可能性を融合させた革新的なアプローチを提供している。サーキュラーエコノミーの普及は、企業や政府だけでなく、私たち個人の意識改革にもつながる。この財団が示すモデルは、持続可能な社会への道筋を明確にし、その実現に向けた指針を提供している。

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