100mを速く走る為に①
アスリートが運動指導者として活躍する為に必要な学びを提供しているメディアです。
私は普段パーソナルトレーニングジムで様々なお客様の運動指導をしていますが、それと並行して陸上選手に対して走り方の指導も行っています。
大阪が拠点の私ですが、関西圏のみならず遠方から走り方を教えて欲しいとお越しの方もおられたり、オンラインでサポートしてほしいという方もおられ、有難いことに日々充実した指導者生活を送っています。
ということで、今回は私が普段行っている走り方の指導に関して、極一部ではありますが文字で説明していきます。
また走ると言っても、盗塁をするのかマラソンをするのかによって話は変わってきますが、今回は私が主に見ている陸上100mについての解説とします。
これは普段選手から受講料を頂いてやっていることなので、さすがに有料記事とします。
ただ文字で全て伝わるということでもありませんから、通常受講料よりは相当お求めやすい価格となっております。
指導のみならず、ご自身のパフォーマンスアップに役立ちましたら幸いです。
目次をご確認頂き、「1.まず何を走るのか」をお読み頂いた上で、ご興味がありましたら是非ご購入下さい。
1.まず何を走るのか
今回は陸上100mを速く走ることを目的として解説をしていきます。
この前提は非常に大切なのですが、よく「スタートは自信があるけど後半が遅い」という悩みを持っている選手がいます。
この考えは多くの場合問題があります。
何故なら、100mが速ければそれでよいのが陸上100mだからです。
スタートだけは誰にも負けない!のは結構なことかもしれませんが、ゴールラインで誰にも勝てない!ようではどうしようもありません。
陸上100mの世界記録は、皆さんご存知ウサイン・ボルト選手の9秒58(とんでもねぇ)ですが、人間が全力で力を出し続けられる時間というのは生理学的に考えても7秒から8秒ぐらいが限界です。ボルト選手でも100mに到達しない時間ですね。
もうお気づきですね?スタートで力を出し切るようなことをしてしまっては後半に支障が出るのです。
例えば11秒ぐらいで走る選手だとしたら、だいたい60mで力尽きます。
だから「スタートは自信があるけど後半が遅い」なんてことが起こるわけですね。
100m全体を通してどう走るか?この視点が重要です。
その為にはスタートの技術を磨くことばかりするのではなく、100mを走るという技術を磨く必要があります。
無論、スタートは非常に重要ですが、その他も同等に重要であるということを頭に入れておきましょう。
スタートに関してはまた別の記事で解説する予定なので、今回はまずこの概念をご理解頂ければと思います。
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