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「ただいま」と言った息子が泣き出した
登校拒否をきっかけに息子の発達障害が発覚。
ASD(自閉症スペクトラム)子育て中のマエリンです。
だんだんと先生や周りのお友達にも感覚過敏を理解されるようになって、楽しく学校へ通えていたのですが、「ただいま」と帰ってくるなり、久し振りに息子が泣きました。
国語の授業でつらいことがあったそうです。
学校でつらかったこと
息子の話を聞きました。
今日の5時間目、国語の授業でいま習っている『ちいちゃんのかげおくり』について、感想文を書くワークがありました。
字を書くのがつらい息子は、
「ちょっとイライラしそうだな、書くのをやめておこう」と思ったそうです。
とりあえず頭の中で感想文を考えていると、白紙の用紙を見た先生が、
「書きなさい。そのくらいは書かないとダメだよね。」と言いました。
息子は「書けません」と言えませんでした。
理由は、言ったところで書くように説得されるだろうと考えたからでした。
書かないと…書かないと…
頭の中でグルグル「書かないと」がまわり、息子は気分が悪くなりました。
そして、家に帰り着いてすぐ、涙が出てきたのです。
息子に言ったこと
「あなたの判断は正しいよ」
自分の心は自分にしか分かりません。
そして、自分で自分の気持ちをコントロールすることは、大人になってからも必要になるスキルです。
もし、手が片方ない人だったら、周りの人は、「書くの大変そうだな」と思うかもしれません。
でも息子の場合は見て分からないので、「怠けてるのかな?」「もっと努力したら?」と思われることもあるでしょう。
書くことでどれだけ息子が消耗するのか、他人には分かりづらいのです。
怠けているわけではないと伝えるには
何もやらないと「怠けている」と思われるので、自分なりのやり方で取り組むことは必要だと息子に伝えました。
例えば、
・書かないけど口頭で発表する
・家に持ち帰って取り組む(PC入力や私の代筆)など
「考えるのは楽勝だよ」と息子は言いました。
夏休みの作文や日記に取り組んだ時に分かったことがあります。
『息子は作文が嫌いではない』
書く作業を取り除けば、むしろ好き。
あらためて、担任の先生と話をしないといけないなと思いました。
「書きなさい。そのくらいは書かないとダメだよね。」
息子の感覚過敏には理解を示してくれていた先生なので、無理やり書かせるようなことはしないはず。
ただ、最近調子よく登校したり、授業を受けている息子の姿を見て、もう一段階上へのステージに…と思ったに違いありません。
おそらく柔らかい声で、諭すように息子に伝えたんだと思います。
しかし、その『もうちょっと』がきっかけで、息子は学校へ行く気を失いました。
明日は土曜授業のある日ですが、息子はふさぎ込んでいます。
ほんと、久し振り。
明日はゆっくり休みます。
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