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令和でも変わらないこと。自分の目で見て、自分の頭で考える。SNSを活用しても、多勢の意見に流されないフリーランスになろう。
テレビでもSNSでも溢れている「令和」の二文字。GWも後半に差し掛かったこの頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
テレビで、令和にまつわる街頭インタビューを見ていたら「すごいお子さん連れを見つけました!」とインタビュアーの声。3人の男の子を連れたお母さんも「いや、私もすごくびっくりしていて、、、。」なになに?どうしたの?と思っていると、
「上の子の名前がイニシャルでHで、真ん中がSで、下の子がRで、、、!」
スタジオからも、「おぉー!!!」と感嘆の声。
私「・・・・・。」
いや、誰も悪くないんですけどね。なんでも喜べるのは良いことだし。別にこちら側も傷つかないし。でも、、、
それでいけると、なぜ思った??制作側よ。
一万歩譲って、S→H→Rの順とか。
二人の子どもの頭文字が「令」と「和」とかね。
そんな突っ込みをしつつ、ふと今実家にいるとしたら、うちの母は「うわー、ほんとだ。はははー!」って言ってるだろうなと、どうでも良いことを思い浮かべました。ほんとにどうでも良いですね、すみません。
では、今日の本題。
耳に入った、目に入った情報を、自分で判断しよう。
不特定多数の意見や、ニュースなどに惑わされてないか、常に考えた方が良いですよ、というお話です。これは私が意識的に気を付けていることでもあります。
例えば、カルロス・ゴーン氏の逮捕。
一時期あんなにもてはやしたマスコミや世間が、手のひらを返したように、ゴーン氏を叩きまくる。まだ容疑は確定してないのに。
私は確か、20歳の頃にゴーン氏著の「ルネッサンス― 再生への挑戦」を読んで、それなりに感銘を受けました(内容は完全に忘れました。)で、そんな私としては、今のこの一斉に叩く感じが、気持ち悪いのです。
もしかしたらやったかもしれないし、
一部だけやっちゃったのかもしれないし、
やったように仕向けられただけで
全部やってないかもしれない。
遠すぎて、テレビの前の私には分かりようがないわけです。だから、余計なことは言わない。「やったのかな~。わかんないですねぇ。」が正直なところ。
だから、「〇〇という容疑は、こういう背景から考えるとあり得るよねぇ」という意見には「ほうほう。」と耳を傾けますが、
「絶対やってるよね!お金持ちって怖いねー!」みたいな声には、正直ちょっと嫌悪感。なんでそう思ったか?が見えないからです。
フリーランサーとしての現実問題として考える。
ここからは、前述したゴーン氏の話とは別の話です。普段、こういう思考って、こんな場面で出てきちゃうよ、というお話。
私は営業のフリーランサーで、ベンチャー企業やAIがウリの大手IT企業を手伝ってきました。自分で考える癖をつけておかないと、ハマりそうになるのがこういう全体の意見。
●このサービスは絶対売れる!という社内の盛り上がり。
●逆に、このサービスは売れない!という決めつけ。
●売れない原因を商品自体と考えて改良しているが、売り方(売り先や営業手法)がズレているかも?とは考えない視野の狭まり。
上記は一部ですが、結構よくある話。
特に少人数のベンチャー企業などでよく見られます。皆がその会社や商品を「いい!!」と思っているからこそ、陥ってしまう。盛り上がるのは大事だし、働く人たちは楽しいから、一旦皆で「これでうまくいきそう!」と一致するのは勿論大賛成。
ただ、「本当にそうなのか?」「自分はなぜそう思ったのか?」「他に原因は考えられないか?」色々な可能性を探るのは大切なことです。
私はそういう会社(ベンチャー)をお手伝いする機会もあるので、特に気を付けています。社外の人間だからこそ気付けることや、仲の良いメンバー同士だと言い辛いような指摘をすることも大事な仕事だと思っているんです。
もちろん、中には伝えづらい厳しい話もあったりするのですが、全てはその会社を思ってこそ。言い回しに気を付けつつ、自分が感じたことを理由と一緒にお話しして、意見を出し合う場を作ります。
結果として私の視点が間違っていたこともあります。でも、ただ否定するのではなく、理由と共に伝えているので、それが原因で揉めたりすることは今まで一度もありません。物事を色々な角度から見るのは、どんな仕事でも大切なことです。
まずは、一度立ち止まることから。
いかがでしたでしょうか?
特にスキルのいらないことなので、GW明けから是非お試しを。仕事を終えて帰宅するとき、1日を振り返ってみて下さい。
「今日のあの場面、自分は立ち止まれたか?」
可能性を提示すると、会議にも奥行きが出て意見が活性化するので、結果的に濃い時間を過ごせます。フリーランスにとって自分の時間=資源です。
的外れな指摘をして現場に混乱を招くことには注意しつつ、自ら良い時間を作っていきましょう!
では。
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