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【海外記事】デザインを定量的に評価してみよう
今日はこの記事を読んでみます。なお、画像も以下から引用します。
こんな人におすすめ: デザインの効果を定量的に評価し、ユーザー体験を向上させたいと考えているデザイナーやプロダクトマネージャー。
記事の要約:
ユーザー行動の追跡: Google Analyticsなどのツールを使用して、平均セッション時間や特定ページでの滞在時間を測定し、ユーザーの関心度やエンゲージメントを評価する。
指標の設計と評価: 効果的な指標は、コスト、シンプルさ、忠実度、精度、因果関係の近さ、尊厳といった特性を持つべきである。
デザインチームが追跡すべき指標: デザインプロセスの効率性や成果を評価するために、デザインチームは特定の重要な指標を追跡することが推奨される。
本記事は筆者がその時々の興味や気分に合わせて、主に海外のデザインやテック系、ビジネス、文化に関する記事を英語学習も兼ねながら日本語訳してまとめているものです。読みづらい部分や解釈が正確ではない部分もあるかもしれませんが、予めご了承ください。
本日もよろしくお願いいたします。
デザインを計測するための重要な指標
デザインを計測することは、実践を必要とするあらゆるプロダクトチームに対して重要なものです。私はプロダクトデザインを計測することについての投稿をし始めており、最初の投稿として私は世の中の多くの組織が扱える基礎となる指標を提案したいと思います。その指標は結果と組織段階の2つの要素で構成されています。
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結果のレベル
顧客とビジネスへの影響を測る指標です。このレベルは私たちが皆ビジネスの目標に向けて整理されたユーザー中心設計を行いたいと考えているため、明確です。
ユーザーエクスペリエンス
UXリサーチがどれほど実際のUXに影響を与えているのかを測ってみましょう。
タスクの成功確率:タスクの成功確率は個々のユーザーがいかに効率k亭にタスクを行えたのかを測る指標です。これは大抵の場合タスクが成功した総数とタスク全体の総数を割ることで算出されます。例えば、もし80/100のタスクが正確に完了したのであれば、タスク成功確率は80%となります。
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ユーザーエンゲージメント(ページの滞在時間など):これはページが訪問者をいかに効率的に注目させ、注意を継続させたかについて理解するのに重要な指標です。GoogleAnalyticsのようなツールを使って、特定のページへの平均のセッション間隔や時間をトラックすることができます。
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ユーザー満足度スコア(CSAT):この指標はユーザーがプロダクトやサービス、その他のUXに対してどれほど満足したのかを表す指標です。CSATは大抵の場合はユーザーがどれくらい満足したかをスコア化するアンケート(10段階評価や”とても満足した”から"満足しなかった"までの選択肢など)で測られます。
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ビジネスのレベル
UXリサーチがビジネスのパフォーマンス(ビジネスのボトムラインへの影響度)への影響度合いを測ります
指標:
顧客維持(リピーター):これは顧客のロイヤリティやビジネスの継続性を測る重要な指標です。これは企業が顧客との関係性をどれくらい維持しているのかという部分を反映しています。
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取引率:ユーザーの全体数の内、どれくらいの顧客が取引(例えば購入や予約、定期購読など)を完了させたのかという割合をしめしたものです。これはウェブサイトがいかに効率的に運用されているのかや、ビジネスが訪問者をどれくらい顧客へと変換できているのかを見るための重要な指標です。
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組織レベル
プロダクトデザインや特定のUXリサーチの直接的な影響は組織文化にも及びます。理想的には、リサーチは組織文化の中心に組み込まれ、イノベーションと継続的な改善をもたらすものであるべきものです。
組織的な学習
UXリサーチがどれほど戦略やプロダクトの決断にたいして影響をもたらしているのかを評価してみましょう。
指標:
リサーチでの気づきをもとにしたプロダクトの変更点の数:どれくらいの数のアップデートや形状の変化や修正が、データ主導のリサーチやユーザーからのフィードバックからもたらされたのかを表す数です。この指標は企業がどれくらいリサーチでの気づきを開発プロセスの中に組み込めているのかを評価するための重要な指標です。
リサーチデータの反映頻度:どれくらいの頻度でリサーチでの気付きがプロダクト開発プロセスやマーケティング、カスタマーサポートなどにおける決断に変化をもたらしているのかを示した指標です。この指標はデータ主導型の意思決定が組織の中でどれほど行われているのかを示しています。
エンゲージメント
リサーチのプロセスの中で、組織内にどれくらいの異なる役割が含まれているのかを測ります。
指標:
リサーチ依頼の数:チームや部署、ステークホルダーが彼らの意思決定やプロジェクトの開発においてのリサーチを依頼する頻度を測るものです。この指標はリサーチにおける組織の信頼性を反映しています。
ステークホルダーの満足度:ステークホルダーの満足度はいかにステークホルダー(顧客、従業員、投資家、その他の重要な人物たち)がプロジェクトや製品、組織に満足しているのかを測る指標です。
感想:デザインドリブンになれない組織にはリサーチ結果の反映数をKPI化させたい
この記事は自分が特に好きな書き手であるNick Babichさんの久々の記事だったので期待して読んでいたのですが、ちょっと前半は割と既知の内容がフラットに書かれているだけで退屈な印象でした。(彼の他の記事)※ただ相変わらず英語が読みやすくて助かります
しかし後半になるとUXリサーチがいかに組織の開発プロセスの中に反映されているかを測る指標の話などは面白く、ありもしない収益予測を立てるくらいならこういうものをむしろ組織はKPI化させてチームに課すべきじゃないかと感じました。
以前自分はnoteでこのあたりのデザインプロセスを組織へいかに実装させるのか、という点に関して色々考えたことをまとめていたのですが、この記事の考え方はとても参考になりました。
Nickさんのファンなので最近彼のMediumへの投稿頻度が下がっていることが少し心配なのですが、引き続き彼の知見を借りながら勉強を進めていきたいと思います。引き続き今後ともよろしくお願いします。
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