海外のデザイナーが読んでいる本たち【海外記事メモ】
今日はこの記事を取り上げます。なお、画像も以下から引用します。
外国人がオススメする海外のデザイン書をまとめた記事を見つけたので読んでみたいと思います。
日本の本にふれる機会は色々とあるかと思うのですが、もしかしたら海外の本の知識を得るだけで他の人とは違う視点を得られるかもしれません。
ただ、紹介されている本は現時点ではほとんど英語版のみしかない本ばかりでした。もしかしたら今後翻訳版もリリースされるかもしれませんが、一旦ご了承ください。
本日もよろしくお願いいたします。
本物のUXデザイナーが読むべき本
UXのデザインは進化し続けています。もしUXの知識を深めたいなら、本を読むことはとても良い手段となるでしょう。
これらの本はUXやAIに関連したユニークなものを、ルールにとらわれず生み出すための基礎的なデザインの原則がまとめられています。
1.“Non-Designer’s Design Book” by Robin Williams
この本はデザインキャリアを歩み始めた人に向けられた本です。
デザインに必要な事柄をシンプルな言葉で表現し、デザインの世界へ飛び込むことができます。
正しい見た目をつくるためのフォントの組み合わせを知ることで、デザイナーのように考え、ものを見ることができるようになります。
2. “Thinking with Type” by Ellen Lupton
この本はタイポグラフィに関しての学習に最適な一冊です。
多くの使用例やインスピレーションが掲載されています。全てのアイディアに関して詳細な説明もされています。
多くの事例をそのまま使えてしまうのが、この本の強みです。
3. “Design Is a Job” by Mike Monteiro
この本はビジネスの側面からデザインを語っている本です。あなたがプロであったとしても、どのようにビジネスを前進させるかについてはもっと学ぶ必要があります。
この本はなぜソフトスキルが必要なのかや、なぜコミュニケーションスキルを伸ばしていく必要があるのかについて思い出させてくれました。
この本はクライアントとのお金の交渉や、どのように自分の仕事を見積もるのか、どのように法律の専門家たちと働いていけばよいかについて教えてくれます。他の内容については、本をぜひ手にとってみてください。
4. “Universal Principles of Design, Revised and Updated: 125 Ways to Enhance Usability, Influence Perception, Increase Appeal, Make Better Design Decisions, and Teach through Design” by William Lidwell, Kritina Holden, Jill Butler
この本では、多くの事例をもとにデザインの基本原理とそれらをどのように適用させるかについて学ぶことができます。
もしUXデザイナーなら、デザインを向上させるために2つの方法があります。
行動し続け、流行を追い続けて、同僚の成功事例を真似ながら自分のプロジェクトへ落とし込む
普遍的な法則を学習し、周りが真似するようなユニークなものを生み出す
この本からルールや法則を理解し、それを打ち破ることで、上記の2つ目の方法の手助けとなるでしょう。
5. “Grid Systems: Principles of Organising Type (Design Briefs)” by Kimberly Elam
この本はグリッドに基づいたイメージやページデザインについての詳細について取り上げています。
情報は多くのビジュアル例や実世界におけるシナリオに基づいて簡潔にまとめられています。
6. “AI and UX: Why Artificial Intelligence Needs User Experience” by Gavin Lew, Robert M. Schumacher Jr.
現代はAIについて真剣に考える良いタイミングです。AIは多くのアプリケーションの中に実装されています。
この本はAIを使ってどのようにポジティブなUXを生み出すのかについて学ぶことができます。どのようにユーザーから得られる情報を増やして、それをもとにAIを学習させ、ユーザーのニーズに応えたり問題を解決させるのかについての答えがこの本で見つかるでしょう。
7. Designing Human-Centric AI Experiences: Applied UX Design for Artificial Intelligence (Design Thinking) by Akshay Kore
この本は仕事にAIを導入する機会を探している人の手助けになります。
課題を解決ためにAIを使うに当たり、そのメリットや制限について学ぶことができます。
人間中心で倫理的なAIプロダクトをつくるためのUXデザインにおけるベストプラクティスの話はこの本の中でも特に興味深いトピックのひとつです。
また、AIベースのプロダクト開発をする際のAI技術チームとの効果的なコミュニケーションや協業について学習することができます。
感想:海外のデザイン本の幅広さが国の差につながっている、かも?
日本でも有名なノンデザイナーズ・デザインブック以外は全部英語版のみでなかなか手が出しづらい感じもありましたが、取り扱っている内容は日本よりもバラエティ豊かなように思えました。
特にAIとデザインをかけ合わせて専門的に論じているような内容の本ってあまりないような気がしていて、このあたりの文献を探ろうとするとどうしても海外の本を読む必要があるように感じました。
ちなみに調べてみると6冊目の「AI and UX」に関しては発売が2020年だったので、我々が現在イメージしているChat GPTをはじめとした生成系AIの話はなさそうに感じますが、7冊目の「Designing Human-Centric AI Experiences」のほうは発売が去年なので比較的最近の話題も取り扱っているかもしれません。このあたりは翻訳本の発売が待ち望まれますね。
自分も海外記事を1年以上読んでみて、ある程度読解力がついてきたようにも思うため英語の本にチャレンジしてみてもいいかなぁとこの記事を読んでみて思いました。買うならやはり「Designing Human-Centric AI Experiences」ですかね。
個人的に気になった海外記事を週数本メモしていますので、よければフォローおねがいします
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