【海外記事】2025年のUX/UIデザインとAIトレンド(ビジネスの変化編)
本日もこちらの記事を読んでみます。なお、画像も以下から引用します。
前回は、プロジェクト開始時点やユーザビリティ評価の時点でAIをうまく使いながら効率よく仕事を進める方法が記載されていました。
今回はこちらの続きを読んでいきます。おそらく前回の記事は読まなくても理解できる内容になるかと思います。
本日もよろしくおねがいします。
デザインはビジネスだ
次のトレンドは私が言及した最初のトレンドによって大きな影響を受けるデザイン業界からくるものです。AIがどんどん美しいビジュアルを作れるようになるにつれ、Dribbleにあるような魅力的なUIをAIが作ってしまうことを防ぐことはできるのでしょうか。答えはシンプルで、それは不可能です。
手書きで精密に画像を作る時代は終わろうとしています。スティーブ・ジョブズはかつて「デザインは単にその見た目によるものだけではなく、感覚へ訴えかけるものだ。デザインとはいかに機能するか、である。」と言いました。この主張はこれまでにないほど効果を発揮しています。
デザインはよりビジネス志向となっていくでしょう。成功指標の定義へ注力したり、ユーザーやビジネスを理解したり、現実の問題たちを解決するために活用されていくと考えられます。ユーザリサーチ力や推察力、ビジネス分析や課題解決能力や共感性などの核となるスキルより価値を持つようになるでしょう。
AIは過去のデザインを置き換えようとしている一方で、創造性や革新的なアイディアを生成するにはまだ力不足です。概念の外側を考えることができ、ビジネス目標とデザインを接続することができる人が最も価値のあるチームメンバーとなるでしょう。
求職者には良い時代に
厳しい解雇のあった2023年と停滞した2024年の後、2025年にIT業界はついに復調の兆しが見えてきています。
2023年以前の採用基準までに戻ることはできませんが、業界は安定してきています。企業は解雇が行き過ぎたものだと気づき、人々がプロダクトとサービスの開発することが必要とされています。
AIはパワフルですが、それらが全てを置き換えてしまうようなことはありません。(少なくとも今のところは)
直近の週のLinkedIn内での求人数の増加はその兆候を示しているものでしょう。
スモールビジネスはフリーランサーよりも頻繁にAIを使うようになる
デザイナーの需要はある地域では上昇するでしょうが、他の地域では減少していくでしょう。
小さなビジネスオーナーは費用対効果の高いソリューションをよく好みます。AIにサポートされたノーコードツールの発展によって将来的にデザイナーや開発者なしでWebサイトが作れるようになってしまうため、スモールビジネスは他の手段を探すことでしょう。彼らは大抵シンプルなランディングページを好むため、もしAIが機能的で"十分に良い"Webサイトを作るとしたら、ビジネス側はより安いこちらの選択肢を選ぶことになるでしょう。Framerはデザイナーが実際のWebサイトを作るのに非常に優れたツールですが、私は彼らはAIが生み出す生成物と非常に近しい方向性を持ち合わせていると考えます。すなわち、AIは昨年時点ですでに個人や企業への委託業務を行う必要がないほど非常に機能的なランディングページを生成することができたのです。この予測にさらに近いのは、あまり技術に精通していないユーザーを対象にしていると考えられるWixのAIジェネレーターです。
この時代の流れが意味するのは、デザイナーは高度にニッチな領域へ移行しなければならないという事実です。これは見た目に美しいWebサイトを作るというだけでは不十分です。デザイナーはAIが生み出せないような個性的な価値を示す必要が出てくるのです。
私はこの変化が完全に2025年に実現するのかどうかはわかりませんが、確実に近い将来実現することでしょう。
デザイナーとして今後どうあるべきか
この時代の流れに適用するために、デザイナーは進化しなければなりません。顧客が中小企業だろうがエージェントだろうが大企業だろうが、より大きな価値を彼らに提供するために新しいスキルを習得しなければなりません。以下に注力してください。
デザインプロセスの習得:AIによる自動生成を日々の仕事の中に取り入れてください
分析スキルの強化:ビジネスの視点とユーザーの感情の理解に注力してください
ビジュアルの完璧さを超えた価値を優先する:UIデザインにばかりとらわれず、意味ある価値をいかに提供できるかに注力してください
まとめ
2025年は過去2年よりもずっと楽観的なものになるように見えますが、私達の日常業務には劇的な変化が訪れることでしょう。
変化は継続的で、あらゆる産業が最終的には直面するものです。成長に寛容であり続け、新しいツールや法則に適用し続けることで、あなたはさらなる発展への機会を常に見つけられることでしょう。
追加コメントなどはYouTubeで公開してますので、よければ御覧ください。
感想:AIありきで仕事やキャリアを考える必要がある
筆者の主張で印象的で自分も全く同意見だったのが、AI時代の中でのデザイナーの仕事は非常にニッチなものになっていく(ならなくてはならない)というものでした。
奇しくも2年ほど前、AIの衝撃が一気に世界を席巻していた中で似たようなことを自分も考えていました。
AIはデザイナー(でもその他の仕事でも)の仕事を代替してしまうのか?という次元の議論はもう古びてしまい、いよいよ実践的にAIを使いこなせないとビジネス生命が危ういというような時代が来年に来そうです。
こんなにAI関連の記事を投稿している自分は実はあまり新しい技術に抵抗があるほうで、できることならずっと使い慣れたAdobeのIllustratorやらPhotoshopを、自分の使い慣れた使用方法で使い続けたいと思ってしまう人間なのですが、自分への戒めと大いなる危機感をもとに来年も積極的にAI系の記事を取り上げていこうと思います。
よければ今後も一緒に勉強していきましょう。ではまた。
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