インドネシアで野菜不足と思ったとき食べる料理9選
独り暮らしをしていると外食が多くなり、野菜不足になりがちです。
忙しかったりするとなおさら簡単に食事を済まそうとするので、今日一回も野菜を食べなかったなんて日が続いたりします。
日本にいれば慣れたもので、野菜不足を解消する料理、どこで食べるか、困ることはないでしょう。
しかし、異国の地ではそんなに簡単ではありません。
ましてや、駐在員のような裕福な暮らしをしているのであればともかく、わたしのような学生は金の力で解決することもできません(正確にいえば、多少はできるのだが、学生らしくサバイバルしようとしているため、あえて学生のような金銭感覚で暮らしている)。
野菜不足に悩んでいる日本人のために、そんな人はもしかしていないかもしれませんが、わたしが野菜不足解消のために食べている料理をご紹介します。
1.チャプチャイ(Cap Cay)
中華料理をベースにした料理で、野菜炒めです。
八宝菜のように汁気が多い野菜炒めで、わたしの経験では、片栗粉のとろみがついている場合と、さらっとしている場合があります。
チャプチャイには鶏肉入り、シーフード入りといろいろなタイプがあり、価格も異なりますが、比較的安い料理屋でも出しているメニューなので、安く野菜をたくさん食べられます。
なによりもいいのが、さっぱりとした味付け。脂っこく、香辛料がきつく、こってりした味付けのインドネシア料理に食傷気味になったときおススメです。
2.シュウマイ(Siomay)
日本のシュウマイと一緒で中華料理から来ていると思いますが、バンドンの場合Siomay屋台に行くと、日本でイメージするシュウマイというよりは茹で野菜がたくさん入っている感じです。
屋台料理ということもあり価格も手ごろなので、気軽に食べられます。
3.ガドガド(Gado Gado)
野菜がたくさん入っているのに加え、ゆで卵、揚げ豆腐、テンペ、じゃがいもも入っていて、筋トレ後の食事にぴったりです。
味付けはいろいろなタイプがあるのですが、一番メジャーなのはサテと同じようなピーナッツソースとケチャップマニスがかかるバージョンです。
これも茹で野菜ですから、脂っこい料理に飽きた人によく、味もシンプルでおいしい料理です。
ジャンルとしてはサラダに入ると思います。でもこれだけで食事としても問題ないくらい、量も多く栄養バランスも良い料理になっています。
ガドガドはジャワ料理で、スンダ料理のLotekをはじめ、インドネシアの各地に似たジャンルの料理があります。
4.サユル・アサム(Sayur Asem)
これはリストにいれましたが、わたしは苦手な料理で実はほぼ食べません。
でも、インドネシアではメジャーな野菜スープですので、ご紹介だけさせていただきます。
サユル=野菜、Asam=酸っぱいで、酸っぱい野菜のスープになります。
始めて食べたのは、ジャカルタ駐在時代に社員たちと一緒にいった「Ayam Goreng Suharti」です。
ここは鶏の丸ごと唐揚げで有名なチェーン店で、当時インドネシアのケンタッキー・フライド・チキンと呼ばれていました。創業者スハルティ夫人の似顔絵が看板になっています。
この看板に顔をつけるのはインドネシアあるあるです。
なぜだか分かりますか?
それは店名を真似されるからです。おいしいと評判になったお店のフリをして客を呼び寄せようとするんですね。
名前は偶然同じ名前だと主張できたとしても、顔はそうはいきません。だから模倣防御のためにつける習慣があります。
KFCのカーネルサンダースと同じコンセプトです。
「スハルティー夫人の鶏唐揚げ屋」は、鶏の首が付いたまま丸揚げしているので、日本人は気味悪がる人が多いです。
このレストランでは、鶏のから揚げ、ライス、野菜スープを食べるのが定番でした。酸っぱいのと、味があまり無いのがちょっと苦手でした。
完全にベジタリアン料理なので、コンソメ感や出汁感がないのです。
実はわたしは中華料理のサンラータンもあまり好きではないんです。出てくれば喜んで食べますけど、自分から進んで注文することはありません。
それ以外にもオレンジジュースやレモンジュースをあたたかくして飲むのも苦手です。酸っぱい+温かいのコンビネーションが苦手かもしれません。
5.チャ・カンクン(Cah Kangkung)
空心菜(カンクン)炒めのことです。だいたいどこのレストランでもあるのと、味も日本人好みだと思います。中華料理に似ているからでしょう。
あと安いです。
野菜料理で迷ったらカンクンを頼んでおけば間違いありません。
チャ・カンクンはインドネシアのどこにいってもあり、味付けもたいてい同じなんですが、スマトラ島のチャ・カンクンは辛いです。
彼らにとっては辛くない味らしく、わたしが辛くない料理を頼むというと、この辛いチャ・カンクンをすすめてきます。
6.ナシチャンプルー(Nasi Canpur)
パダン料理に似ているのですが、ごはんをよそってもらい、すきなおかずを何種類か取っていく料理です。
ナシ=ごはん、チャンプル=混ぜるで、混ぜご飯になりますが、実際にはおかずがごちゃまぜなので、チャンプルはおかずを形容しています。
お店によっては、シンコン(キャッサバ)の葉っぱしかない時もありますが、たいていは数種類野菜があるはずです。
問題は、脂っこいこと、辛いことです。
野菜だけであればそうでもないのですが、肉や魚、卵とか取ると、ココナッツで煮込んだみたいなのばっかりになります。
わたしが野菜を食べたいと思うときは、たいていさっぱりした料理、ただ茹でただけとかを食べたくなっているので、ナシチャンプルーやパダン料理に足が向かうことはあまりありません。
旅先で選択肢が限られるときに、やむを得ず選択する料理です。
7.しゃぶしゃぶ食べ放題の店にいく
わたしは月に1,2回、しゃぶしゃぶ食べ放題の店に行きます。
15万ルピア(1500円)くらいです。
しゃぶしゃぶだけでいいのに、多くの食べ放題の店が、焼肉+しゃぶしゃぶ食べ放題のセットしかないのが不満です。
しゃぶしゃぶだけのコースがある店は限られ、わたしのお気に入りはHachi Grillです。
野菜を山盛りに取ってきて茹でて食べます。
肉は安い牛肉なんですが、しゃぶしゃぶだと違和感なく食べられる気がしています。これが焼肉だと、ちょっとがっかりな味なんです。
あくまでもわたし個人の感想ですので、違和感がある方はいらっしゃると思います。
もちろん牛角やちゃんとした韓国焼肉のお店に行き、高い金を払えばおいしい肉は食べられます。わたしがケチっているせいでもあります。
とにかくこのジャンルのレストランはそこら中にあるので、適当にいくつか行ってみて好みの店を見つけるのがいいでしょう。
All you can eatでGoogle検索(Map)すればたくさん見つかります。
ショッピングモールのなかにもたいてい1つか2つはAll you can eatの店が入っています。
8.生野菜を食べたいときは仕方ないので西洋料理
カフェ&レストの店であれば、たいていレタスを大量に使ったサラダが置いてあります。
問題はちょっと高いことです。
高いといっても、400円とか500円出せば食べられますので、わたしはたまに食べに行きます。
月に1から2回です。
わたしは高いというのに加えて、この手の店がサービス料を取るところがあまり好きではなく、避け気味になってしまいます。
ケチなんで、なるべく余計なお金は払いたくないんです。
この手の店に行くときはパターンが決まっていて、週末の夜に生演奏を聴きたくなるときがあり、ライブ演奏をやっているカフェに行き、そこで食べます。
わたしの住んでいる寮から1キロメートル以内に3か所ほどあり、歩いていきます。
9.ジュースを飲んでビタミン不足解消
気持ちの整理にしかなりませんが、ジュース屋台に出かけていき、オレンジ、ライム、マンゴー、ニンジンなどのジュースを注文するという方法があります。
脂質、糖質、タンパク質以外にちょっと体に入ったぞ、というだけの話です。体へのインパクトというよりは精神的なインパクト狙いです。
以上です。
切りよく10まで行きたかったのですが、思いつきませんでした。
もし何か良いアイデアがございましたら、10番目として採用させていただきますので、どしどし御寄せください。