見出し画像

ラオスのビエンチャンで楽しむ地元グルメ

ラオス料理は結構美味しい方に入ります。
さっぱり目の料理で、ハーブ類と各種調味料を混ぜ、複雑な味になります。
フランス料理の影響は、かろうじてフランスパン、バケットに見られるくらいで、感じられませんでした。

屋台が東南アジアと思えないほど少なく、街角のプラスチックの椅子に座るような小さい食堂も少ないです。

外国人用のレストランはたくさんあり、レベルが高いですが、価格もそれなりですので、地元民はほとんどいません。

いったいどこで食べているのか、自炊が多いのか謎です。
首都の限られたエリアだけに特定される可能性はあります。


1.タムマークフン

タイのイサーン(東北地方)を代表する料理、ソムタムとそっくりな料理です。
若いパパイヤの千切りサラダ

手前の皿
1番奥の左側が次に説明するラープで、その横の可愛らしい容器にもち米が入っている

普通に美味い。
ソムタムの方が、細かい具や調味料が多いため、より複雑で洗練された味になっているが、元々はこんな料理だったのではないかと思える。

2.ラープ

バジルやミントといったハーブ類と豚のミンチ肉の炒め物で、ご飯がとても進む。
上の写真を参照

ラオスはもち米を食べるので、かなり美味しく、気をつけないとご飯でお腹一杯になってしまいます。

上の写真の左端に何やらこまごまと乗った皿が見えると思います。
これは、様々な食べたことのない葉で、木の葉みたいなのから、蓮の茎みたいなものまで、初体験。
食べたことがあるのはピーナッツだけ。

この辺はベトナムっぽいかもしれません。

3.サイウア

ソーセージそのもの。
肉以外に米や春雨が入っていると聞いたのですが、よく分からず。
それくらい肉たっぷりの普通のソーセージ。

わたしはビールに合わせるのを楽しみにしていました。
ドイツ風です。

ビールはラオスのビール、ビアラオのIPA
インディアンペールエール。
わたしが1番好きなビールで、アメリカにいた時にはまりました。
アメリカではアイパと読みます。イケアをアイケアと読む国なのです。
日本だとヨナヨナのインドの青鬼がIPAです。ホップ強めでかなり美味しいですよ。

ビアラオのIPAは想定よりさっぱり目のIPAでしたが、パンチのあるソーセージにピッタリ。
もう最高!

4.カオチーパテ

ベトナムのバインミーです。
美味しさでは劣りますが、それでも文句無しの美味しさ
やはりパンのクオリティーが高いからでしょうか

結構探しました

これはキンキンに冷えた白ワインと合わせたかったのですが、ちょっと高かったのと、冷えたのが無かったので、ホテルに戻ってビールで楽しみました。

ビールとカリカリのパンは、麦つながりと酵母つながりで合います。

5.カオピヤック

麺とお粥があり、麺が独特らしいので麺を頂きます。
ヌードルで、と指定してください。

ホテルの近くになかなか無く、探しました。
美味しいのか分かりませんが、優しい味で満足しました。

麺は想像通り弾力がありツルツルでした。
韓国の冷麺ほど固くはないですが、ビーフンやうどんより固いです。

ただ量が多くて、ホテルに戻ってから確認したくらいです。
カオピヤックというのはどんな大きさの器に入って出てくるのかと

わたしの食べたのよりは若干小振りなくらいで、やはり朝食にしては量が多めです。

レバーか血をゼラチンで固めたものが入ってます。あとは肉です。

6.燻製肉

牛肉と豚肉の燻製料理があり、豚の方にチャレンジしてみました。

一口目はベーコンの香りがしました。
噛みごここちはとても硬く、燻製肉=ジャーキーそのものです。
もう少し脂身の多い肉だとベーコン感が出たかもしれません。ただ、それでは保存食にならないし、これが本物の伝統料理でしょう。

塩分はとても薄く、唐辛子も使っていないことから、乾燥を強めて保存力を高めたのだろうと思います。あとは煙で燻し表面に膜を形成しています。

味はこんなものですね。塩気を強めればビールやウイスキーに合いそうな感じがします。

7.マルタバック

名前が分からず、インドネシアにある似た料理の名前を仮につけました。

薄く伸ばした生地で具を包んで焼きます。
ラオスの方が料理のレベルとしては高いと思います。
2つの味を用意し、1つは卵が生地に練り込まれ、もう1つは半熟の目玉焼きです。
道路脇の屋台でこのレベルですから、ラオスの食文化が高いことは容易に想像できます。 

クレープのように焼く

8.ビアラオ

ラオスで圧倒的なシェアを持つ地元のビールです。
とにかく安いのと、種類が豊富で味も美味しい。

白ビール

良いことづくしのビールで、ビアラオと美味しいラオス料理を楽しむためだけにビエンチャンに来る価値があると思えるほど。

わたしも今回かなり飲みました。2日半で大瓶換算6本飲んでます。
ラオスは1人あたりのビール消費量がアセアントップです。ベトナムも多いのですが、ラオスには負けます。
わたしの日本アジア投資時代には、ビアラオに投資する話が出て、市場が小さすぎるため検討しませんでした。タイ、ベトナム、ミャンマーに輸出して勝てるなら投資の価値はあったのですが、そこまでではなかったのです。

今回飲んだのはラガー、IPA、ホワイトラガーの3種で、わたしはラガーが1番美味しいと思いました。
インドネシアのビールより美味しく感じます。

ビアラオもインドネシアのビールも米が入っているのが特徴で、日本のビールもモルツ以外は米が入っています。今も多分そうでしょう。
プレモルの前のサントリーモルツは、麦100%を売りにしていたくらいです。

IPA

9.レストランのご紹介

結構高いお店が多いですが、ご参考までにご紹介です。
ラオスは所得に比べて物価が高い印象です。タイの1/5、インドネシアの2/5の収入しかないのに、タイと同じで、インドネシアより高いくらいなんです。

わたしの仮説は、この国は3重通貨制になっていてキップ、バーツ、ドルの値段設定がされているせいじゃないかと思っています。
ドル、バーツ建の価格を据え置いて、キップだけ上がるんじゃないかと。

これは長くなるので別に書きたいと思います。ラオスは社会主義なのになぜ仏教が盛んで王様がいるのかも謎なので、合わせて書きます。

(1)Khop Chai Deu

ここはgoogle mapでダントツに評価が多い店です。


外国人向けの高い店ですね。
わたしは一気にラオス料理を食べるため、郷土料理盛り合わせセットの1番高いのにしました。

325000キップ+tax, service fee

1人で食べるには量が多すぎ、スープを残してしまいました。

(2)The Living Library Restaurant 

ここは建物が素晴らしい。

意外に新しく1956年築
建築当時の建物

もう少し内装や席の配置を工夫したらもっとよくなるのに残念です。

外から見ると素晴らしいのに、中がいまいちなので、見学だけして出ていってしまう客が多いです。

(3)Lao Derm Restaurant 

高級店ですね。

かなり高く、雰囲気は最高です。
ただ、わたしがいった時は、中国の団体客20名くらいが盛り上がっており、すっかり活気のある中華料理屋みたいな雰囲気になっていました。

これはもう仕方ない。
この街には本当に中国人が多いのです。

中国資本の店かもしれません。
店の作りやメニューの作りに、中国らしい成金感というか、豪華一辺到な感じを受けました。

(4)Three sisters

ラオス料理の店で、比較的リーズナブルな価格設定と地元感が溢れています。
外国人向けの店ですが、地元民も少しいました。
朝8時からやっています。

活気を感じるのと、多少の地元感があるのが良い店です。

(5)Cafe Hacillico

レストランではなくカフェですが、素晴らしいので特別に入れます。

125年前の建物

建物が古いだけでなく、自然に朽ち果てた感じをとても上手く活かしていてセンスの良さを感じました。

改装中なので、どんな感じに仕上がるかとても楽しみです。

眺めも最高
とても涼しく風が心地よいので、屋外がオススメです。

最後に
ラオス料理はタイ、ベトナムに近いところもありつつ、独自の食文化もあります。

味はどの店も変わらず美味しいので、心配せずチャレンジ頂きたいと思います。

終わり


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集