2024年、Webライターとしてさらなる成長のために試した7つのこと
2024年も終わりが近づいてきました。今年を振り返ると、Webライターとして一歩でも前に進むためにチャレンジした7つの具体的な行動が、次の成長へとつながる気がします。
また、ライター歴はもうすぐ12年になりますが、結局は地道な取り組みが大切なんだと改めて実感しています。
今回は、それぞれの経験から得た学びを共有することで、同じように悩みながら成長を目指すライターの皆さんに役立てばと思って書き綴りました。
1. ニュース原稿を3000本以上読んだ
ニュース記事は、短いながらも情報の正確性と簡潔さを兼ね備えた文章の宝庫です。今年は意識的に、ネット上で公開されているニュース記事をジャンルを問わず読みました。政治・経済・エンタメ・スポーツ・国際問題まで、幅広いテーマに目を向けることで、次のようなことに気づきました。
まず、見出しの付け方です。ニュースの見出しは、たった数文字で読者の目を引きつける工夫が凝らされています。そのインパクトや言葉選びを観察することで、自分のライティングにも応用できるヒントが得られました。
次に、リード文の重要性です。リード文が魅力的でなければ、その先を読んでもらえません。ニュース記事の冒頭には「なぜこれを読むべきか」が簡潔に示されており、Webライターに求められる説得力や構成力のヒントが詰まっています。
また、ニュース記事は情報を整理する力も教えてくれます。複雑な出来事を5W1Hに分解し、順序立てて伝える方法は、SEO記事やブログでも活用できる基本スキルです。
実はこれらのことはライターとして至極当然なのですが、何年経っても基本に立ち返ることはとても大切なこと。「記事を書くための基礎体力」を失わないように気をつけたいと思います。
2. B2Bマーケティング案件に積極的に関わった
5年くらい前まではB2C案件をメインに執筆してきましたが、ここ数年はB2Bマーケティングの案件を増やし、今年は当案件を積極的に受注しました。たとえば、ホワイトペーパーの執筆や企業向けのメルマガ作成、SEOを意識した専門的な記事制作など、B2Bならではの特性に触れる機会が増えました。
B2Bの案件は、ターゲットが明確である分、求められる内容が非常に具体的であることが特徴です。顧客の課題を的確に理解し、それを解決する提案を文章化する力が問われます。そのため、表現の正確さだけでなく、ロジカルに話を進めるスキルが今まで以上に鍛えられました。
B2Cでは感情に訴える書き方が多かったのに対し、B2Bでは「信頼性」や「実績」を示すことが重要です。ライティングの幅が広がると、新しいクライアントとの出会いにもつながるので、キャリアの浅いライターさんはぜひ参考にしていただければと思います。
3. 投資について詳細なリサーチを行った
世間の関心が高まるテーマを掘り下げることも、ライターにとっては重要です。今年は政府が推進している新NISAなどの投資に関する情報を深く調べ、記事を書く機会がありました。
たとえば、「なぜ分散投資が大切なのか」や「初心者でも始められる低リスク投資の選び方」「投資詐欺から身を守りながら資産を増やす方法」などのテーマは、多くの人に共通する悩みとして需要があります。
株式投資や債券、不動産投資信託(REIT)といった基本的な知識を押さえたうえで、初心者が抱えやすい疑問や不安についても伝えられるようになりました。
また、こうした案件でリサーチを通じて得た知識は、ライティングに自信を与えるだけでなく、自分自身の人生にも役立つスキルとして残るのでライフプランの設計も充実しますね。
4. 政治に関する情報にアンテナを張った
政治はデリケートなテーマですが、知識として持っておくことは重要だと感じています。今年は国内外のニュースを通じて、政治の動向や選挙の話題に触れる機会を増やしました。
特に感じたのは、「情報源の信頼性」が問われるテーマだということです。政治に関する記事は、読者に誤解を与えないよう、公式資料や専門家の意見をもとに構成する必要があります。この経験を通じて、信頼性の高い情報の調べ方や、それを分かりやすく伝える表現力が磨かれました。
正確性が求められるテーマでは、「自分の知識に過信しないこと」が大切です。これは他のジャンルにも共通することでもありますが、とりわけ政治は選挙の投票行動に関わるので、正確性の重要度は高いと言えます。
5. スポーツ観戦から学びを得た
自由時間を利用してスポーツ観戦を楽しみ、その経験を執筆に活かしました。パリオリンピックをはじめ、野球やサッカーだけでなくラグビー・バスケ・相撲・競馬など、選手たちの熱いプレーや試合展開のドラマ性は本当に目を引きました。
スポーツの良さを文章で表現するには、以下のようなスキルが求められます。
情景描写の力:試合の緊迫感や観客の熱気を伝える。
ストーリー構成:勝敗を超えた「物語」を描き、読者に感動を届ける。
観察眼:小さな動きや表情から感情を読み取る。
スポーツ観戦は単なる趣味ではなく、ライティングスキルを鍛える場にもなります。特に、「どんな読者にも伝わる文章」を意識する練習として大きな収穫があるので、ライター初心者の方は好きなスポーツだけで良いので、実践してみてください。
6. テレビドラマを観て脚本の違いを観察した
これまであまり観る機会がなかったテレビドラマ。今年は1クールごとに異なる作品を視聴しました。特に、脚本の構成やセリフの工夫に注目することで、以下の発見がありました。
キャラクターの心理描写:短いセリフでも深い感情を伝える方法。
伏線の張り方と回収:読者を引きつけるストーリーの仕掛け方。
ジャンルごとの表現の違い:コメディ、ミステリー、恋愛ドラマそれぞれの特徴。
これを記事執筆に応用すると、読者の興味を引きつける工夫やストーリー性を持たせた文章を書く力が向上します。
ちなみに、今年観たドラマは、グレイトギフト・Destiny・チェイサーゲームW・Qrosの女の4つです。
7. 読書で表現力を磨いた
今年はビジネス書よりも小説を多く読むようにしました。といっても東野圭吾さんの作品ばかりなんですけど(笑)。それでも以下のような学びはあったと思っています。
感情を揺さぶる比喩表現:比喩やメタファーの多様な使い方を学ぶ。
リズム感のある文章:読みやすい流れを意識した構成。
多様な価値観への理解:登場人物の視点を通して、自分とは異なる考え方を吸収。
小説の読書は、Webライティングでは使わないような言葉の選び方や独特のリズムを学ぶ絶好の機会なので、より幅広いジャンルで執筆できる柔軟性が身につくのでオススメです。
まとめ〜何かにチャレンジすることは地道でも確実に成長の糧になる
2024年は、さまざまなチャレンジを通じて自分なりの成長を実感した1年でした。派手さはありませんが、一つ一つの経験が確実に僕のライター人生を前進させてくれたと思っています。
2025年も、さらに新しいことにチャレンジする予定です。この記事が、他のライターやこれからライターを目指す方々にとってヒントや励みになれば幸いです。ぜひ一緒に成長していきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございます。
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