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【読書感想文】夢をかなえるゾウ4

夢をかなえるゾウ、5冊目を読み終えました。
1→2→0→3→4と読みました。
1を読んだときに「ビジネス書的なことを物語にして、主人公の成長とともに進めていくのは面白い」と感銘を受けたことを覚えています。
ただ4冊も夢についてだせばもう同じようなことになるんでしょとも思いました。
ただ4はとても面白かった。
「夢をかなえるゾウ」なのに、後半は「夢のあきらめ方」を出してくるとは思わなかった。
この本の印象的だったことを感想文にします。
*ネタばれを含みます。

1.泣きそうになった

夢をかなえるゾウを読んで泣きそうになるとは思いませんでした。
主人公の立場が近いということが大きく影響しているのでしょうが、非常にウルウルくるシーンが多かったです。
疎遠になった両親と和解するシーンがもうだめでした。
頑固な父親の祖父との関係を知るシーンもそれを受けた父からの教育の真意を聞いたシーンも。
あとは妻の死を受け入れられない、最後には受け入れるという流れ。
フィクションだから延命できるのか、とも思ったけどそんなことはなかったですね。
子育てしていると「こんなの一人でできないよ」と思うことがたまにあるからかもしれません。

2.人はいつか死ぬ

アラフォーになると「健康」や「時間」について考えることが多くなるのかもしれません。
自分がやりたいことができるのか、それをかなえる時間があるのかなどなど時間のことを考えてしまう。また、自分も家族も健康を崩すと自分のしたいことができる時間が減るということも感じます。
時間があるか、ということは死ぬまでにできるか、健康な間にできるかということにもつながっている気がしました。
人はいつか死ぬ、でも現代は死を恐れて遠ざける技術を発展させてきた。その結果、なかなか死ぬことを受け入れられない。
死ぬということを考えると、親に送るメールも今までより優しくなれました。

3.夢に関して考えさせられたこと

偉人は夢をかなえた人なのか。
レオナルドダビンチは死ぬまでモナリザに手を加え続けた。
エジソンはノートに多くの実現できないものがあった。
夢をすべて叶えてこの世を去ったわけではないという。
夢をかなえるゾウは偉人の引用から課題をこなすことが多いけど、偉人の知らなかったことを多く知れていいですよね。
夢をかなえるといい部分だけでなく、悪い部分も見える。
いい部分を見て進んでいるときが一番いいのかもしれないですね。

まとめ

夢と死について考えさせられる1冊でした。
生き方という部分ではとてもつながりが強い「夢」と「死」なのかと思います。


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