見出し画像

ナポリ

"ナポリを見てから死ね"

ゲーテの有名な言葉である。

生きてるうちに一度はいくべき場所として取り上げられることも多い街だ。

そんな街にまだ22歳のわたしが行ってきた。
今日は、そんなナポリへの小旅行のお話というか、備考録を書きたいと思う。



今週末、ナポリに行くんだ!というとイタリア人でさえも、attenzione!(注意しなよ)と言ってくる。
そんなことで、しっかりと警戒モード。

Napoli centrale ナポリの中央駅に着く。

降りて外に出ると基本黒人。
地下鉄も危ないと聞いたこともあって、ホテルまで歩いた。
町に進むにつれて、すこーしずつイタリアを感じる雰囲気。

ホテルに荷物を下ろした後も色々と歩いた。
ナポリの路地は総じて台湾のような、アジア感漂うものだった。
そんな中でも時々綺麗な建物や教会がある。

なんともいえないカオスな感じ。
目をつぶって急にどこでもドアでここに連れてこられたら、わたしはすぐにここがイタリアだとは答えられない気がする。

路地を抜けて、lungomareと言われる海沿いの方に向かって歩き始めた。

綺麗、、

特に夕暮れ時だったこともあり、あいにくの雨も止んできたこともあって、とっても綺麗だった。

イタリアの有名なvesuvio火山が遠くに見える。
海は透き通ってて、広く見渡せて。

そして、いよいよナポリで1番有名と言っても過言ではない卵城。
ここからの夜景は本当に絶景だった。
今まで歩いてきた道と同じ町だとは思えないぐらいに。
不思議な気持ちだった。


遠くから見るほうが、綺麗なものってすごく多いなと最近実感する。

でも遠くから見るのは簡単だ。特に今はsnsなどによって、地球の反対側まで簡単に見ることができる。

ただ、せっかくその地に訪れたなら、自分の足で、自分の目と耳で色んなものを見てみたい。

近く見れば見るほど、街の違いがわかっておもしろい。

実際、街の中は注意すべき場所が多かったし、汚い場所だってある。

ただ、そんな中でも、陽気なナポリ人と言われるような、素敵なこともあった。

pizzeria da micheleというナポリの超有名のピザ屋に並んでいた。
(16:30ごろのすごく中途半端な時間に行っても大行列で驚いた、、)

そしたら急に店の横に住んでる人が軽トラみたいなので帰ってきた。
整理券を持ってそこらへんにいた私たちに急に軽トラから降りてきたおじちゃまが軽トラからオレンジを取り出して、くれた。
色んな詐欺はあるから、無意識に"a gratis?(無料)"と聞いてしまった。
おじちゃまに呆れた顔をされながら、sì, もちろんだよ〜😉って。

オレンジを受け取り、店の前で待ちながら、オレンジの皮を剥いていた。横にいた友人に爆笑され続けてたけど、本当においしかった。
わたしがあまりにも絶賛するので、友人も警戒していたが、皮を剥いてもぐもぐと食べた。

そのあとおじちゃまにgrazie mille(ありがとう)とbuonissimo(めっちゃおいしい!)を繰り返してた。その日採れたてのfresco(新鮮な)オレンジらしい🍊

そんなことをしていたら、ピザ屋の待ち時間もあっという間だった。

ピザ屋では最後に謎に1ユーロチップ取られたのは謎だったけど、日本人はbella(綺麗)だとかなんだか言われ、ピザはお皿をはみ出るぐらいの大きさで、おいしくてしかもたったの5ユーロで、大満足のナポリ最後の晩餐だった。

知らない人を信じる時は気をつける必要がもちろんある。
世界にはいろーんな人がいるから。

でも今回の出会いは本当に素敵だった。
ナポリは美味しいものがたっくさんあることで有名だし、実際そうだったが、あのおじちゃまからのオレンジが個人的には1番感動したし、最高に美味しかった。

総じて本当におもしろい街だった。

1人旅も素敵だけれど、ナポリには、友人などと行くことを個人的にはおすすめします🌍


ここまで読んでくださった皆さんありがとうございます!
ナポリについての質問やイタリアの聞きたいこと、コメントもらえたら喜んでお答えしますのでお気軽に!☺️


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?